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ビジョンの力

僕が小学校の教師をやっている時に、妻が2002年からコーチとして活動し始めました。

当時、コーチと言う仕事をしている人は少なく、HPを持っている人もほぼいない時に、妻はHPを作って成功していきます。


妻から企業内の人間関係のいざこざや、教育についての相談に乗っている時に、自分もコーチとしてやってみたい。いや、やれる。
そう言う思いがふつふつと湧き上がってきたある日、コーチとして独立することを決意します。

その時に、独立に向けてビジョンを描いてくれるコーチを雇いました。

その最初のセッションをした時に、コーチから
「5年後の夢物語でいいから5年後、自分がどうなってみるか書いてみない?」
という提案を頂きました。

なんとなく面白そうだなと思いましたが、実際かけるかなと不安にもなりました。

しかし、書き始めると5年後のビジョンがあふれ出てきて、ものの30分で多くのことを書いていました。


次のセッションで、コーチとその書いたことについて話をしたら、コーチは非常に興味深く私の話を聞いてくれました。

そうしたら、次の日、自然に行動が起こりました。

私の5年後はVolvoという車に乗っている予定になっていたので、早速次の日に試乗し、その結果、車はサニーでもいいことが分かりました。
結局私が車に求めていたのは乗り心地であることに気づいた。

そして、次は夢に描いたマイホームを見に行きました。

将来、独立したら景色が良い丘の上に大きな窓がある一戸建てを購入して、そこでクライアントや経営者の相談に乗っている姿を思い描いていました。

なので、いくつかのモデルルームや興味のある土地を巡って探し歩きました。

なかなか、いい物件が見つかりませんでした。

そんなある日、環境がすばらしく、交通の便の良い所にマンションのモデルルームを見つけます。

そこに入ると、夢に描いていた大きな窓がリビングルームに広がっているではありませんか。

その時

「これだ!」

と思いました。

マンションならば一戸建てよりも安く購入できるし、高い階ならば景色もよいだろう。ということで、コーチとの5年後のビジョンについてのセッション後、1週間で、そのマンションの購入を決めてしまいました。

今そのマンションは、クライアントさんやビジネス面でのパートナー達があつまってくるオフィス兼自宅になっています。

その他にも、独立したときの時間割表みたいなものを書き出し、月曜の朝はヨガから始まり、その他の曜日では大学で教えていたり、パーソナルコーチhが元より、会社全体のコーチとして関わっていたり、講演を全国でしていることなどを書きました。

驚いたことに、この時に描いたビジョンの90%が1年以内に達成されました。

*今現在はVolvoユーザーです。

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ビジョンが達成されたかどうかも大事だとは思いますが、それよりもビジョンを持つことで、ビジョンは、人を行動へと駆り立てるエネルギー源になることがわかりました。

「将来どうなりたいのか?」
「制限がないとしたら何をしていたいのか?」
「この仕事がどうなったらいいと思っているのか?」

誰もが心の奥底に、ビジョンを持っていると私は確信しています。

何気なく、相手が生き生きとして話す将来のビジョンを聞き出し、興味を持って聞いていくことで、聞かれた後、相手の行動が劇的に変わるかも知れません。


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