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ジョニーGoGoのジャズ ・ポートレート

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ジャズ・ミュージシャンの似顔絵を描いています。おすすめの曲やアルバムなどもご紹介いたします。
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#jazz

自身の道を切り拓いた自由人 サム・リヴァース

自身の道を切り拓いた自由人 サム・リヴァース



サム・リバーズ
Sam Rivers

ジャズミュージシャンであり作曲家。
ソプラノ、テナーサックス、バスクラリネット、フルート、ハーモニカ、ピアノ。

マイルス・デイビス・バンドに短期間在籍し、その後独立。

リーダーアルバム
「FUCHSIA SWING」

「Fuchsia Swing Song」

アルバム「Contours」

「Point Of Many Returns」

マイ

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これから伝説になる男 ロイ・ハーグローヴ

これから伝説になる男 ロイ・ハーグローヴ



ロイ・ハーグローヴ
Roy Hargrove

2度のグラミー賞に輝くトランペット奏者。

ソニー・ロリンズ、ハービー・ハンコック、ジャッキー・マクリーン、オスカー・ピーターソン、フレディー・ハバードなどの名だたる巨匠たちと共演。

ジャズとR&B/ヒップホップとの融合。

現代の最高峰と称されていたが、2018年11月、49歳の若さで急逝。

残念の一言。それまでの経歴に、新しい作品と業績が

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最強の弟 ナット・アダレイ

最強の弟 ナット・アダレイ



ナット・アダレイ
Nat Adderley
コルネット奏者
キャノンボール・アダレイの弟。

え、コルネット? 
コルネットはトランペットそっくりの楽器で、ややこぶり。
柔らかな音色でほかの楽器ともよく調和します。
そう、調和する楽器なんです。

この写真、いいですよね。
左のお兄ちゃんのキャノンボール・アダレイは頼もしく、右のナット・アダレイはなんとも可愛い顔してます。

写真のとおり、この

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変われる男 スタンリー・タレンタイン

変われる男 スタンリー・タレンタイン



スタンリー・タレンタイン
StanleyTurrentine

テナーサックス奏者 
愛称はミスターT、ザ・シュガー・マン
音楽一家に生まれる。父はサックス、母はピアノ、兄はトランペット

1960年にオルガニストのシャーリー・スコットと結婚し、しばしば共演。
オルガニストのジミー・スミスと共演。
1970年代、離婚し、フュージョンに転向。
1980年代から1990年代、ソウル・ジャズに再転向

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ジャズといえばブルーだね。ブルー・ミッチェル

ジャズといえばブルーだね。ブルー・ミッチェル



ブルー・ミッチェル
Blue Mitchell

「人生が変わる55のジャズ名盤入門/鈴木良雄」の巻末付録の中で、タモリさんが選んだアルバム13位。タモリさんが選んでいるので、トランペッターには魅力のアルバムなんだと思います。

「Blue's Moods」

I'll Close My Eyes

ウィントン・ケリーのピアノのイントロから始まり、トランペットが入ってくるところ、カッコいいと思

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魅惑の美女ジャケット エディ・ヒギンズ

魅惑の美女ジャケット エディ・ヒギンズ



「これも、これもだ!」
エディ・ヒギンズのジャケットなんですが、美女の写真ばっかりなんです。しかも大量。

「どんだけ美女が好きなんだよ~」って思いつつも、「いや、これはジャケット買いをさせる戦法なのか!?」とも考えた。

ちょっと調べてみたら、ヴィーナスレコード。日本のレーベルじゃないですか。「なるほど~、ピアノの上手いエディ・ヒギンズさんをやとって、ガンガン演奏させて、ばんばんレコードを作

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おれたちウィ・スリー!ロイ・ヘインズ

おれたちウィ・スリー!ロイ・ヘインズ



ロイ・ヘインズ
Roy Haynes

Wikiによると、
ルイス・ラッセル、レスター・ヤングらと活動したのち、チャーリー・パーカーのグループで活躍。
その後もマイルス・デイヴィスやサラ・ヴォーン、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、エリック・ドルフィー、チック・コリア、パット・メセニーなどの重要レコーディングに参加。
現在95歳を超えた伝説のミュージシャンである。

おすすめはこれです

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幸せなジンジャーブレッドボーイ ジミー・ヒース

幸せなジンジャーブレッドボーイ ジミー・ヒース



長男 パーシー・ヒーズ(ベース)
次男 ジミー・ヒース(サックス)
三男 アルバート・ヒース(ドラム)

ヒース兄弟の次男。真ん中っ子ですね。俗に、真ん中っ子が一番成功するって、何かで読んだことがありますが、このヒース兄弟でも一番華のあるところを受け持ったのが、ジミー・ヒースかもしれません。

あだ名は、Little Bird。元はアルト・サックスをやっていたが、チャーリーパーカーが演奏してい

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カーティス・フラーにしびれる~

カーティス・フラーにしびれる~



カーティス・フラー
Curtis Fuller

ファイブ・スポット・アフター・ダーク
Five Spot After Dark

これは、ベニー・ゴルソンが作曲した曲です。
カーティス・フラーのトロンボーン、ベニー・ゴルソンのテナーサックスが実にカッコいいんです。

どこかで聴いたことが? 
アリナミンVドリンクのCMにも使われたことがありますね。

この曲、村上春樹さんの小説、「アフターダ

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やってみなくちゃエディ・ハリス

やってみなくちゃエディ・ハリス



エディ・ハリス
Eddie Harris

エディ・ハリスはサックス奏者でありながら、ピアノも弾けるジャズ・ミュージシャンです。あまりなじみがないかもしれませんね。Wikiも英語しかないので、あまり情報がありません。

しかし調べてみると、実に面白く、そして実力のあるミュージシャンとわかりました。

奇妙なのは、考案した楽器。

電子サックス「ヴァリトーン」

サックスマウスピースを備えたトラ

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ニーナ・シモンと悲しき願い

ニーナ・シモンと悲しき願い



ニーナ・シモン
Nina Simone

悲しき願い
Don't Let Me Be Misunderstood

エッセンシャル・ニーナ・シモン

ニーナ・シモンが初めてレコーディングし、その後、多数のアーチストに取り上げられたスタンダードナンバー。

アニマルズ
サンタ・エスメラルダ
ジョー・コッカー
エルヴィス・コステロ
シンディー・ローパー
尾藤イサオ

他多数

BEST OF TH

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伝説のジミー・コブ

伝説のジミー・コブ



先日、ジミー・コブの訃報が届きました。ご冥福をお祈りするとともに、ポートレートを描きたいと思います。

ジミー・コブは、ジャズ史上最高の呼び声の高いアルバム「カインド・オブ・ブルー」に参加した伝説のドラマーです。

その後、ウィントン・ケリー、ウェス・モンゴメリー、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーンなどのアルバムに参加。

90歳を過ぎても自身のグループで精力的に活動。

2019

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