理系院卒の就活失敗談(学部時代編)

他人の不幸は蜜の味、と申しますが、今回は見てくださる方にささやかな蜜をお届けしたい。

自分が就活をしていたのは10年近く前だが、今回は当時の記憶を掘り起こして書いてみたいと思う。
かなり昔の話だが、ぶっちゃけ就活のエッセンスはほとんど変わっていないので、
現在就活中の人にはぜひ見て頂きたい。

ちなみに、自分は理系院卒だが、学部時代に軽く就活をして失敗している。
どういうスタンスだと失敗をするのか、どこを受けてどんな反応だったのか、つらつらと書いてみる。

【学部時代】(基本失敗談)
まず前提として、学部時代の就活の際、自分なりの軸は
・大企業かつそれなりに高給(多くの人に影響を与えられる仕事をしたい)
・自分の興味ある業界
・英語力を活かせる業種(TOEIC 800程度)
というものだった。
今見てもざっくりである。
これぐらいの感度で就活している方、危険です。
何が危険かは後述します。

自分としては、
「それなりの大学の理系で、英語も出来て、口も達者だしいけるっしょw」
くらいの感覚でいた。
これぐらいの感度で就活している方、危険です。

では、書類選考から。

・ESはとにかく他人に見てもらうべし
上述の通り、自分は就活をなめてるフシがありました。
しかしESで落ちるのは嫌だった自分は、友達にESだけは見てもらっていました。
はっきり言って、ESを見てもらわない理由が無いです
気恥ずかしいというのはよくわかりますが、それで第一志望の企業にESで落とされるのはデメリットが大き過ぎます。
逆に、見てもらうメリットは沢山あります。

①独りよがりの日本語になっていないか指摘してもらえる
②エピソードが妥当か、客観的にコメントをもらえる
③新しい視点をもらえる可能性がある(「もっとここを強調した方がいい」とか)

自分に自信のある人ほど、謙虚な気持ちで見てもらってください。
自分の武器がより磨かれる作業なので、やらない理由がないです

・模擬面接はやっとくべき!
ここからはお待ちかねの失敗談です。
自分は謎に喋りとスペックに過信を抱いていたので、面接対策はざっくりとしかしていませんでした。
「こう聞かれたらこう答えよう」とかは用意していましたが、実際の面接で緊張感のある中、
自信を持って堂々と話せるレベルに落とし込めていませんでした。

志望動機や自身の強み、自信を持って話せますか?
少しでもNoと感じたなら、まだ準備不足です。

また、準備段階では自分なりに自信を持っていた回答でも、口にすると「あれ?これショボくない?」と気づかされることもあります
こういったことに気づく意味で、模擬面接はやっておいた方が良いです。

・面接で落ちた会社の実例
①T芝

当時はホワイト企業との噂だったのでなんとなく応募。
社員2対1での雑談形式。
「弊社で何がしたいですか?」との問いに、「原子力関係をやりたい」と言ったものの、自分がなぜそれをやりたいのか、説得力のある説明が出来るエピソードや体験が皆無でした。
そら落ちるわ、と思いますが、意外とこの辺りが出来ない人が多いです。

②N天堂
コンサル的なケースメソッドの面接。
問題が出され、フェルミ推定で回答を準備するスタイル。
フェルミ推定、もといどういう面接がされるのかを事前に情報収集し、もっとしっかり準備すべきだったと後々後悔する結果に。
たしか、「畳は日本に何枚あるか」とかの初歩的なものだったと記憶している。

③M菱商事
1対1、ESに則ったシンプルな形式。
「なぜ学部から就職をしたいのか」という問いに対しての説得力が欠けていた。
今にして思えば、自分の人生観や価値観を伝えていれば、もう少し説得力があったと思う。
ひとえに準備不足に尽きる

色々と書いたが、これを見られた方には同じような失敗をして欲しくない。
就活がうまくいってない人は、ぜひ今一度、自身の就活生を見つめ直すきっかけにして頂けると幸いです。

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