「もう◯年目なんだから〜」という叱り方をする人とはキープディスタンス

よく子育て中の人が口にするフレーズに、
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから我慢しなさい!」
というものがある。
きょうだい喧嘩などで両者の意見がぶつかった時に、上の年齢の子を諫める言葉だ。

歳上だから、相手がまだ小さいから、下の子の方が手がかかるから…
「お兄ちゃんだから〜」といった言葉が出てくる背景には、様々な事情があるだろう。
しかし、最近では「お兄ちゃんだから〜」というフレーズは敬遠されつつあるそうだ。
詳しい事情を考慮しないで、ただ歳上だからという理由だけで
一方的に悪者にされてしまうと、お兄ちゃんとしては不満が募るだけだからだ。

実社会ではどうだろうか?
職場にいると、時折後輩を叱責する先輩の声が聞こえてくる。
「もう2年目なんだからちゃんとやれよ!」
「ふざけんなよ!お前何年目だよ!」


一見(一聞?)すると、そんなにおかしいことに聞こえないかもしれない。
しかし、よくよく考えてみると、「◯年目だから〜」というフレーズに論理性は無い。
新人だろうがちゃんとすべきことはすべきだし、
5年目だろうがダメなことはダメである。

新人だからといってお酒を注いで回る必要もないし、
5年目だからといって遅刻していい理由にならない。

もちろん、役職などに対して明確に仕事が割り当てられている場合は別だ。
決断をくだせないマネージャーに対して、
「マネージャーなので決めてください」
という言い分は成り立つだろう。
マネージャーの仕事の中に、決断をくだすことが含まれているからだ。

「◯年目だから〜」と言ってくる人は、
「◯年目はこうあるべき」という基準があって、その基準を押しつけているに過ぎない。

もちろんそれが適切なケースもあるだろうが、自分基準を相手に押しつけてくる人とは関わらない方が吉だ。
関わる先輩は慎重に選ぼうという話。

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