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「バーティカルSaaSだと、生涯“建設業界”にコミットできるの?」と聞かれて、「私はただ、自分のこどもが生きる未来の当たり前を守りたいんだよね」って答えた話

どうも、株式会社アルダグラムで人事をしております重田です。

■私の自己紹介noteはこちら
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【コンセプト】
私は、下記の通り2022年2月1日付けで、株式会社アルダグラムで人事をしております。

上記のような転職の報告を、友人知人や元取引先の方にした時、

バーティカルSaaSを選ばれたのですね!

との反応をされた方が何人かいました。
誤解の無いように申しあげておくと、その方の発言・考え・価値観自体は一切否定しておりません。
ただ、私が上記の言葉を受けたときに、「そういえば私は転職活動するときに、バーティカルか?ホリゾンタルか?という基準で企業を見なかったな🤔」とふと思いました。

そこで、本noteでは、自分自身の軸・価値観と向き合い、整理していきたいと思います。

※あくまで、私個人の感じたこと・思ったことを記載します。特定の企業を否定するものではありません。また、投稿はあくまで個人の見解です。現在所属している会社を代表するものではありません。独自の感性でズレていることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

はじめに


はじめに、目線合わせとして私が転職活動をしていた際の軸と現在所属しているアルダグラムの会社概要を記載しておきます。

▻転職活動の軸

私が転職活動において、1番大事にしていたのは

娘が大きくなっていくこの先の世の中を、少しでも良い未来にすること

でした。
自分たちが生きてきた世界の負の遺産によるさまざまな社会問題で、自分のこどもが将来苦労して欲しくないと思っています。
なので、私の中での上記「良い未来」の定義としては、“あったら良いな/便利だな”というものを創るのではなく、“今当たり前にあるもので、今後もなくてはならないもの”を守りながら改革していくことでした。

▻株式会社アルダグラムについて

2022年2月1日に私が入社した株式会社アルダグラムは、建設業界向けに事業を展開しているスタートアップです。

【会社概要】
会社名:株式会社アルダグラム
事業内容:建設業界向けのSaaSプロダクト『KANNA』の開発、提供
設立日:2019年5月8日
従業員数:15名

ちなみに・・・本noteのタイトルはやや煽り過ぎましたかもしれません。すみません。
これは100%フィクションであり、

生涯“建設業界”にコミットできるの?

なんて聞かれたこともなければ、

私は、自分のこどもが生きる未来の当たり前を守りたい

なんて答えたこともありません。

ただ、もし聞かれたとするならば、私はそう答えるだろうな・・・とは思っています。


さて、本題へ入っていく前に、まずはSaaSやバーティカルSaaS等の用語について触れておきたいと思います。

SaaSとは


「SaaS」は「Software as a Service」の略で、「サース」または「サーズ」と呼びます。
ベンダーが提供するクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネット経由してユーザーが利用できるサービスです。

https://mercart.jp/contents/detail/12

「バーティカルSaaS」と「ホリゾンタルSaaS」


▻バーティカルSaaS

ユーザーとなる業界を限定したサービスです。
【特徴】業界に特有の課題を解決する
【例】食品業界向け、医療業界向け 等
⇨私が入社したアルダグラムも、「建設業界向け」なのでバーティカルSaaSに該当します。

▻ホリゾンタルSaaS

業種に関わらずに利用されるようなサービスです。
【特徴】業務課題を解決する
【例】メール、勤怠管理や経費清算といったクラウドサービス 等

⇨それぞれのメリット/デメリットについては、
・競合企業の多さ
・知名度のあげやすさ
・解約のされにくさ
などで表裏一体として語られていることが多いです。

バーティカルSaaSでしばしば聞く「生涯その業界にコミットできるか?」という点


日々いろんな方(エージェントの担当者や候補者、人事仲間や友人知人など)と話している中で、

バーティカルSaaSは業界が限定されているので、
その業界にずっと自分がモチベーション高く取り組めるか分からない

という方がいます。確かに、そういう考えもあると思います。

一方で、先述の通り、私が転職活動をするときは、それを考えたことがありませんでした。

なぜか?

その答えに辿り着く前に、まずは

そもそも、建設ってどんな業界なの?

について、書いていきたいと思います。

建設業は巨大な市場&成長産業


建設業界は、建設投資額が過去5年で130%以上成長しており、日本の中でも数少ない成長市場です。
そして、2021年度の建設投資額は、 62兆 6,500億円です。

これは、どのぐらいの大きさなのか。

下記参照資料によると、2021年の日本のGDPは、5,378,136百万US$です。
※参照:https://eleminist.com/article/1679
※GDP=日本で一定期間内に新たに生み出されたモノやサービスの付加価値の合計額
⇨1ドル=約115円とすると、日本円に換算して約618兆4856億円となります。

つまり、日本のGDPのうち、10%以上を建設業に投資していることになります。

また、下記の通り他の産業と比較しても、建設業界の占める割合の多さをご理解いただけるのではないでしょうか。

https://stat.visualizing.info/msm

そして、これだけ市場規模が大きいということは、当然そこで働く就業者数も多くなります。

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/chart/html/g0004.html

上記の通り、業界別で見ると「建設業界」は日本で第4位の約500万人が就業しています。

建設業はインフラである by.国土交通省


「建設」というワードを聞いたとき、何を連想しますでしょうか?

一言で「建設」と言っても
①道路や橋、堤防などを造る「土木」
②人が住むための家を造る「住宅」
③工場やショッピングモール、店舗、大型倉庫などを造る「非住宅」
といった種類があります。

上記を見ていただくとわかる通り、建設業界は私たちの生活に密接に関係しています。
生活の基盤となる住居や会社・駅や商業施設など公共施設、さらには毎日当たり前に歩いている道路まで、ありとあらゆるところに関わっています。
また、普段はあまり馴染みがなくても、災害時の復興や老朽化したインフラの整備も建設が担う重要な役割の1つです。

実際に、国土交通省も、建設業界はインフラであり、社会になくてはならない存在であると明言しています。

https://www.mlit.go.jp/common/001149561.pdf


深刻な人出不足問題


上記のように、市場規模が大きく日本第4位の従事者数があり、且つ私たちの暮らしに深く関係している“なくてはならない存在”の建設業界ですが、その人手不足は深刻な社会問題になっています。

下記の通り、就業人数の減少や高年齢化は深刻です。

https://www.mlit.go.jp/common/001149561.pdf
https://www.mlit.go.jp/common/001149561.pdf

このまま人手不足が続くと
「需要があっても供給が追いつかない」という状態に陥る可能性があります。
つまり、将来的に私たちの住んでいる家や会社・公共施設・道路などが造りたくてもすぐに造れない、補修工事したくてもすぐに工事できなくなる可能性があります。


アルダグラムの事業の意義


株式会社アルダグラムは、建設業界の“人手不足”とその要因である”生産性の低さ”を解消するため、施工管理アプリ『KANNA』の開発・提供を行っております。

https://lp.kanna4u.com/

企業や事業の詳細は、是非Entrance bookをご確認ください^^
※Entrance book=アルダグラムの特徴や魅力をまとめたもの


⇨社会のインフラである建設業界の課題解決は

非常に社会貢献性が高く、
社会に対して大きなインパクトを残す

ことができます。

実際、アルダグラムは、直近1年で10倍以上に事業成長しています。
・サービスリリース9ヶ月で1,000社導入!2021年11月には3,000社を突破!
・アプリ評価は 4.5であり、(競合アプリと比較しても)高評価!
・グローバル展開も進行中‼
と急成長を遂げているのは、社会からその必要性が認められているからだと思っています。

・・・上記で、アルダグラムの事業に意義については、ほんの少しでもご理解いただけたかなとは思います。

ただ、それでも

建設業界の社会貢献性、アルダグラムの事業的な意義は理解できたが・・・
やっぱり、建設業界にずっとモチベーション高く取り組めるか分からない

という方はいると思います。

なので、「なぜ自分がそれを考えたことがなかったのか」について、しっかり向き合いたいと思います。

向き合っていく中で、私はある寓話が浮かびました。

3人のレンガ職人


『3人のレンガ職人』というイソップ童話をご存じでしょうか?

⇩⇩⇩

ある旅人が道を歩いていると、一人のレンガ職人がレンガを積んでいるところに出会った。
旅人が「あなたは、何をしているのですか?」と尋ねると、
レンガ職人は、「見ればわかるだろう。親方の指示で、レンガを積んでいるのだ」と答えた。

旅人が歩いていくと、別のレンガ職人に出会った。
また、「何をしているのですか?」と尋ねると、
二人目のレンガ職人は、「レンガで壁を作っているのさ。家族を養うために」と答えた。家族を養うために仕事があることに感謝していた。

旅人がさらに歩いていくと、また別のレンガ職人に出会った。
また、「何をしているのですか?」と尋ねると、
三人目のレンガ職人は、「歴史に残る偉大な教会を作っているのさ」と、目を輝かせながら答えた。教会の完成をイメージし、そこに訪れる人々の幸せまで考えていた。

この童話は、目的の違いがモチベーションに影響し、最終的に良い仕事ができるか否かにつながる例えとして、よく用いられています。

▻1番目のレンガ職人
「レンガ積みに決まっているだろ」 ⇨ 特に目的なし
▻2番目のレンガ職人
「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」 ⇨ 生活費を稼ぐのが目的
▻3番目のレンガ職人
「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」
 ⇨ 後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的

では、私が仕事をする目的はどのレンガ職人に近いのか。
私の目的  = 転職活動の軸は、冒頭に記載した通り

娘が大きくなっていくこの先の世の中を、少しでも良い未来にすること

です。
なので、私にとって“レンガを運ぶこと”は目的ではありませんので、3番目のレンガ職人が近そうです。
つまり、私にとって、

私にとってレンガを運ぶこと = バーティカルSaaS/建設業界の課題解決
であり
バーティカルSaaS・建設業界の課題解決自体が目的ではなく手段。

⇩⇩⇩

自分のこどもが生きる未来の当たり前を守るための手段として
社会貢献性が高い建設業界の課題解決する事業を選んだ

のだな・・・と自分の中では整理することができました。

まとめ


繰り返しになりますが、本noteはバーティカルSaaSを特別に肯定するものでも、ホリゾンタルSaaSを否定するものでも、ましてや他社様を否定するものでは一切ありません。
あくまで、私の志向性の話です。

建設業は、市場規模がとても大きい&日本でも数少ない成長産業です。
そして、建設業の未来を守っていくことは、自分のこどもが暮らす未来の家・道路・町・地域等を守っていくことだと思っています。

なので、私はもし

バーティカルSaaSで、生涯“建設業界”にコミットできるの?

なんて聞かれたとしたら

私はただ、自分のこどもが生きる未来の当たり前を守りたい。
だから、バーティカルとかホリゾンタルとかではなく
自分の軸を実現する手段として、インパクトが大きのはどこか?を考えた際
自分や家族の日々の暮らしに密接に関係してるインフラ=建設業を選んだ。

なんて答えるだろうと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました!!


PS:もし私が所属するアルダグラムに興味のある方は、下記よりご連絡お待ちしております!!
いきなり面接ではなく、まずはカジュアルに魅力をお伝えさせてください^^

≪Entrance book≫※特徴や魅力をまとめています。

≪Meety≫
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