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企業カルチャーについて考える

※この記事は約2000文字です。約4分で読めます。

Gallup Webinar【不透明な状況下で企業カルチャーを維持する方法】に参加しました。

VUCA(Volatility/変動、Uncertainty/不確実、Complexity/複雑、Ambiguity/曖昧の頭文字をつなぎ合わせた造語)の状況下でどの様に企業文化を守っていくのか、それがどう会社の成長に繋がるのか言う内容でした。

VUCA対策としてAgileやOODAループ(Observe/観察、Orient/理解、Decide/決定、Act/実行を繰り返す事)が注目されていますが、企業カルチャーと言うもう少し広い視野で対応策を考えてみます。

1.企業文化とは何か

企業文化とは、従業員間で共有し形成される固有の価値観や文化、規範、ルールなどを包括的に差すものです。これらが会社の実績となるOutcomeを作っていきます。社訓や社内の雰囲気などが理解し易いですが、それだけで無く、業務上のルールなども含みます。そしてこれらを作る要素は以下になります。

・リーダーシップ
・人的資本
・組織構造
・価値観
・パフォーマンス
※Gallup Webinar/不透明な状況下で企業カルチャーを維持する方法より抜粋

これらの要素が複雑に絡み合い、企業文化を醸成し、慣例や習慣などの行動に繋がっていきます。往々にして組織や価値観などを変えずに社員の行動を変えようとしインセンティブでの管理などをする企業がありますが、この5要素を変えないと企業文化が変わらないと言うのはリーダーは肝に命ずる必要があると思います。

2.企業文化が危機状況下での会社の存続を左右する

市場という外部要因がInput、企業文化というフォルターを通して実績というOutcomeを出すのですから、当然なのですが、改めてこの部分は認識をする必要があります。

市場という外部要因が変化する(VUCA)への対応としてのアンチパターンは以下の通りです。

・時間が経てば戻るとして放置する
・表層の課題にのみ着目する
・エンゲージ不足に気づかない
※Gallup Webinar/不透明な状況下で企業カルチャーを維持する方法より抜粋

例えば、昨今の社会情勢が元に戻れば消費者の行動も戻ると考えたり、時間が経てば競合の値引き戦略は終わるなど、ある事象が発生した為にその影響として消費者の行動パターンが変化する事を考慮に入れない事です。また、VUCA状況を受けて従業員自身も会社や自分の人生時対し認識が変わるのですが、それも喉元過ぎればと考えてしまう事です。

成功パターンは以下の通りです。

・透明性から信頼と安心感は醸成する
・パフォーマンスの正しい設定と測定により、思いやりと希望を生み出す
※Gallup Webinar/不透明な状況下で企業カルチャーを維持する方法より抜粋

これについては以下で記載をしていますので、ご参考に下さい。

3.全てはマネージャー次第

根も葉もない話になってしまいますが、企業文化はマネージャーが作るという事が分かっています。ただ、自分が現場の人間だったとして、働いている環境があるべき姿とかけ離れている場合でも何も出来ない訳では無く、いくつかの方法はあると思います。

・環境を変える(部署移動や転職など)
・組織へ所属している意味を考える
・現場での小さい成功を積み重ねる(同僚で有志での新しい習慣を作る)
※Gallup Webinar/不透明な状況下で企業カルチャーを維持する方法より抜粋

取り付く島も無いのであれば、環境を変えるしか無いですが、所属している組織から自己成長出来る機会やモチベーションとなるイベントなどはあると思います。それらをきっかけとして、同僚で有志での新しい習慣を作るなどし、現場での小さい成功を積み重ねる。それが大きな波紋として広がる様に人を巻き込んでいくという方法は取れるのではないかなと思います。

4.まとめ

まず、企業文化を語った本で私のお勧めをあげておきます。

昨今の働き方改革やリモートワーク、RPA利用などではツールの話に偏りがちですが、その肝は企業文化です。それらの改善無くしてコア・コンピタンスや業務改善は産まれません。この事をきちんと理解する事がまず大切であると感じました。

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