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イタリア滞在8日目

「ミラノが舞台」と聞いて "紅の豚(Porco Rosso)"を見ました。城です。森博嗣さんの小説やエッセィが好きで昔よく読んでいたのですが、飛行機がよく出てくるんです。スカイ・クロラはもとより、エンジンのお話とか、翼のお話とか。「水平四気筒」とか「星形エンジン」とか、日常生活に一切使わない専門用語のストックがあります。だからか、飛行機の物語って親近感を感じちゃう。

今日は弾丸でフィレンツェへ行ってきました。とあるツテでお食事会です。

イタリアに来て初めての雨。5年前も1週間くらいいたけれど一度も降らなかった。今朝のミラノは雨上がりで、フィレンツェに行ったら降ってなかったので実質晴れです
朝のMilano Centrale。夜はごった返していたけれど朝は静か
時刻表を見て何番線かを探します。7:40発の9915
朝食はpera(洋梨)とヨーグルト、カポナータ、エスプレッソだったのですが駅に着く頃にはお腹が空いてしまいました。敢えてお腹をいっぱいにせず、気になったものを食べるようにするのが旅のコツです
ピスタチオ強化月間なのでチャレンジ。ペーストは見える分しかなくて、まあまあって感じ
カフェのSelf Barとかイタリアにあるんだ
フィレンツェ着弾
5年ぶり。朧げな記憶と現実との間を歩く
公衆の面前でイチャイチャする、イタリアのこーゆーところが僕は大好きです
イタリアで初めてアイリッシュパブを見つけました。WiFiのパスが12345678だった
ドゥオモです。日曜はやってないはずなのですが側面の扉が開いていて、何気なく入ったら礼拝が始まりました。せっかくなので一時間弱聴いた。パイプオルガンの音色にのせて歌ってたり、あ〜本場はこうなのか〜ってなった。昔付き合っていた方がクリスチャンでたまに礼拝にお邪魔してたのだけど、教会歌が好きなんですよね。でも今日聴いて「こんなんだっけ??」ってなった
バールデルソーレの先輩からオススメされたカフェへ
バリスタがかっちょいーのです
ベッキオ橋の観光は5年前に済ませたので対岸からスルー
「ウフィッツィ美術館来たわー」とか思い出しつつ
今日のランチ!
Bistecca alla Fiorentina(フィレンツェ風Tボーンステーキ)、焼く前
Aringa Marinata con tutti gli Odori、タイセイヨウニシンのマリネ。マリネ液が美味しかった
Affetato Misto Tocano。アフェッタートは薄切り。右に写ってる玉ねぎの赤ワイン煮込み見たいのが美味しかった
Pici alla Carrettiere e Pecorino。ピーチは日本のイタリアンでもよくみるね。うどんのようなパスタ。Carrettiereは「粗野な」「荷馬車」といった訳が出てくるんだけど "野生味溢れる"といったニュアンスだろうか。辛味のあるトマトソースだった
Pappardele al Cinghiale。猪肉のパッパルデッレ。これが一番好きだったかも。肉が美味しいのは当然として、ネズの実(ジュニパーベリー)が入っていたのが僕的にポイント高かったです
これがビステッカ・アッラ・フィオレンティーナだ!最後は手と口でかじって食べました
コントルノのほうれん草、Spinaci saltatiが美味しかった。オリーブオイルと塩で味付けしてるだけだと思うけど素材がいんだよねきっと
ドルチェ、tora al mele
torta al cioccolato
ティラミス
帰りにジェラートも決めました
カップの大きさで値段が変わるらしい。すげえ価格体系だ


今日行ったのはオステリア。日本でいう居酒屋で、リストランテ、トラットリアと比べて一番くだけているそうです。

イタリアに来てからいわゆるレストランに来るのは何気にこれが初めて。5年前に来た時は毎日1回は美味しいものを食べに行っていたのですが、今は自分でも遜色ないものが作れるし、生活費を節約したいので(と言いながら材料費とワインやビールに注ぎ込んでいます)。

やっぱりご飯は何人かで行くと楽しくて。おしゃべりも美味しさも何倍にもなるよね。一人だとステーキとか頼んでも食べきれないもん。


フィレンツェでもナチュラルワインを一発かましたよ。

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不定期連載。実験的に始めます。買い切り。

イタリア滞在期(2022.10~)を連載中です。イタリア料理、ナチュラルワイン、日々のこと。エッセィ。

Grazie per leggere. Ci vediamo. 読んでくれてありがとう。また会おう!