見出し画像

イタリア滞在4日目

2日前に作ったペンネアラビアータの香りがキッチンから抜けていなくてにわかに焦っている城です。こんばんは。サムネのカポナータをオーブンを存分に使って作ったのでこれで香りが上書きされると信じたい。

このイタリア紀行、いつまで続くのか。
2017年に書いていた時は途中から時系列おかしくなっちゃったんですよね。移動が増えたり、まとめる時間がしっかり取れないと継続が難しく。ひとまず1ヶ月を目標としています。

今朝は昨日見つけた公園を通って学校へ。エスプレッソは家で淹れたのでバールはスキップ。授業後も道草を楽しみながら買い物したりと、計4時間くらい歩いていました。

公園の脇にはサイクリングロードがある
Fish & Chips !! みたいな気持ちになって思わず撮りました
トラムの交差点
朝のモンタネッリ公園(Giardini Indro Montanelli)。引率の先生に連れられたと思しきたくさんの小学生が遊具で遊んでいた。公園の他の場所ではおばあちゃんがエクササイズしていたり、ボクシング練習してる屈強なメンズがいたり、体操する主婦がいた。
帰り道
Accademia di Italianoという語学学校に通ってるのだけど、どうも近辺は学生街らしく。デザインの学校やcollegeがある。路上に座りながら手作りのお弁当を食べていたり、どこも変わらないね
ミラノのトラム、まだ一度も乗っていない。休日に無駄にトラムを乗り回したいな
ミラノでめっちゃ見かける標識。「passo carrabile」。直訳は「車が通れる通路」で、「ここは車が通るから路上駐車しないでね」という意味。お家やマンション、企業の扉の前によく置いてある
ボローニャに1年間住んでいた方のお料理会で「ローマ」というイタリア米を使う料理があって、ようやく見つけた。日本でよく見るのはカロリナーリ米だけど、色々あるみたい。ヴィアローネ・ナーノしか知らなかった。全部試したいなあ
ノート、2日くらい探しててようやく見つけた。バール、八百屋、薬屋さんはマジでいくらでもあるのだけど、文房具屋は全然見つからない。タバッキがそれにあたるのかもだけど、なかなかなくて。Casalinghi=雑貨屋にありました。2ユーロ。エスプレッソより高い
煉瓦造りの古い建物が解体されている
写真左奥のおじいちゃん、釣りをしている
帰宅後、3時に遅めの昼食を摂ってからお料理開始。でっかいオーブンだとたくさんの野菜を一度に扱える。ナスを切った時の香りが強くてびっくりした。空気に触れた後の酸化の具合も日本のと違うね。品種によるかも
日本で毎週作っていたカポナータ。夏野菜の甘酢煮。
日本を出るときに「健康に気をつけてね」といったお言葉をたくさんいただきました。さて、問題です。健康であり続けるために必要なことはなんでしょう?「充分な睡眠時間・適度な運動・バランスの良い食事」というのが僕の答え。時差ぼけを直し、毎日13キロ歩いている僕がクリアすべきは栄養のある食事だけ。とゆーことでカポナータ。野菜がたくさん美味しく食べられます

カポナータを作るまでの苦労話を書きます。

まずは野菜。カポナータに使っている主な野菜はなす、ピーマン、ズッキーニの3つ。それぞれイタリア語でmelanzane, peperone, zuchine。なすは京なすみたいな大きいものや細長いものなど色々ある。ピーマンは日本の5倍くらい大きくて、ズッキーニは似た形の別の野菜が売っていたりする。それぞれの名前や日本のものとの違いに戸惑ってしまった。

次に調味料。使うのはオリーブオイル、砂糖、ケッパー、赤ワインヴィネガー、松の実、粗塩。それぞれイタリア語でolio di oliva, zucchero di canna, capperi, aceto di vino rosso, pinoli, sale grosso。これらを全部揃えるのも手間だけど、なんといっても松の実が高い。日本でも値上がりし続ける食材だけど、こっちでも1回分が5ユーロもした。

野菜と一緒に集めていたから書い忘れがあったりと、2日前から作ろうとしていたのに食材足りなくて今日になってようやく作れた。昨日までは時差ぼけや寝不足でとにかく買い物の出戻りばかり。

上記に加えてオーブンに入れる用の耐熱皿も必要だったのだけど、ちょうど良いアルミのお皿が売っていたのでそれで代用。初期投資の調味料の出費だけでも痛いのに耐熱皿まで揃えてらんない。

いざ作るとなると計量スプーンがなくて目分量で測ったりとまるでイタリアのマンマみたいに作りました。実際、日本ではめっちゃ測って作っていたから量感覚はちゃんと目と身体が覚えている。ないならないでなんとかなるものなんだなあ。

いつも作っているこのレシピ、フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナの小林幸司さんのものなんだけど、ピーマンは250℃のオーブンに入れて皮を剥いて3cm角に切って使うことになっている。日本ではピーマンを5個くらい使って一個一個皮を剥きながら「めんどくさ〜い!!」と調理していたのだけど、こっちのピーマンはサイズが大きいと気づいて腑に落ちた。これなら1個だけ剥けばいいし、サイズが大きいから剥くのも大変じゃない。なるほど。

包丁は24cmの牛刀。


以下、今日の小ネタ。

ここから先は

283字 / 1画像
不定期連載。実験的に始めます。買い切り。

イタリア滞在期(2022.10~)を連載中です。イタリア料理、ナチュラルワイン、日々のこと。エッセィ。

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

Grazie per leggere. Ci vediamo. 読んでくれてありがとう。また会おう!