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おうちで楽しむアイリッシュ

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セッションやケーリーだけがアイリッシュの楽しみ方?本を読んだり、動画を見たり、歴史を知ったり。アイルランドを知る方法は沢山あります。アイルランドをお家で知れるマガジン、はじめまし…
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#音楽

アイルランド音楽・ダンスを愛する僕たちに"今"できること

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の流行により、セッションやケーリーなどのアイリッシュ関係の各種イベントが中止・延期が続いています。 こうした状況がいつまで続くのか。 セッションやケーリーを以前のように楽しめる日々は戻ってくるのか。 生演奏が主軸にあるアイルランド音楽・ダンスはどうしてもコロナとの相性が悪い。 残念ながら、コロナとの戦いは長期戦になりそうです。 それでも、僕たちはアイルランド音楽・ダンスを愛している。 この文章では、COVID-19の感染を

アイルランドの大学院生活と日々のこと:須貝知世・瀧澤晴美

リムリック大学はアイルランド伝統音楽が学べるアイルランドの国立大学です。2013年にリムリック大学大学院を修了された須貝知世さん、そして在学中の瀧澤晴美さんに大学院生活や日々の過ごし方を伺いました。 *この記事はポッドキャスト「旅するライナーノーツ」の第6回からリムリック大学大学院に関するエピソードを抽出し、再編集したものです。 アイルランド留学のきっかけーーリムリック大学大学院へ留学されたきっかけを教えてください 須貝「はじめは大学の語学留学でした。リムリック大学附属

【FleadhFest Sligo 2021】アイルランド伝統音楽のお祭りをオンラインで楽しもう!

こんにちは!CCÉ Japan(アイルランド音楽家協会 日本支部)です。 毎年8月にアイルランドで行われている世界最大のアイルランド伝統音楽・ダンス等の祭典、フラーキョール(Fleadh Cheoil na hÉireann)。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年はバーチャルフラーという形で、オンラインのみでの開催となりました。 そして今年は、オンラインとリアルタイムの対面(In-Person)を組み合わせたハイブリッド型のイベント「FleadhFest」として、

自分の"好き"と出会える「音楽で旅に出よう」を公開しました

"旅"が失われて、もう一年。 ハレとケ。 旅と日々。 日常から離れることで、わたしたちはその大切さを実感できます。 異国の音楽を収録したCDアルバムは、わたしたちを知らない土地へ瞬く間に運んでくれるどこでもドアのような存在です。 落ち着いた時間にお茶を入れて、スイッチを入れればすぐに溶け込める異世界。 いつかまた旅ができる日を夢見て、 これから行きたい国やその風景に思いを馳せて、 音楽で、旅に出ましょう。 *** 年始よりあたためてきた企画「音楽で旅に出よ

ケルト・アイリッシュミュージックのルーツを辿る旅 / フォーク・トラッド音楽とバラッド(伝承歌)の歴史〜ジョニ・ミッチェル、エンヤ、U2、クランベリーズ、テイラー・スウィフトに至る道

ロックのルーツを辿る旅 さて、これまで書いてきたまとめ記事で、ロックという音楽のルーツを遡ってきました。 それは以下の大きな潮流が、ある分岐点で合流し、融合して大きな一本の流れになっていったという歴史です。 その大きな流れは二つ。 1、黒人・ブラックミュージック由来のもの 2、ケルト・アイリッシュ音楽由来のもの この融合がロックになり、 ◆50年代に、エルビスによってロックが米国で人気を博し ◆60年代に、飛び火した英国で四人の英雄が誕生、このビートルズがアメリカに

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2/27(土)18:00〜 2月度オンライン音楽講座「リートリム&ファーマナ地方の音楽を学ぼう!」(講師:ブライアン・マッグラーさん)

*有料記事ですが、無料でお読みいただけます。 こんにちは!CCÉジャパン(アイルランド音楽家協会日本支部)です。 2月のアイルランド音楽オンライン講座は、11月にバンジョーのレクチャーをしていただいた、ブライアン・マッグラー(Brian McGrath)さんを講師にお招きして、リートリム(Co. Leitrim), ファーマナ(Co. Fermanagh)の音楽に焦点を当てたレクチャーを開催します。 みなさま、ぜひお気軽にご参加くださいませ! ※今月のアイルランド音楽オ

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30.伝説の Si-Folk ライヴ

 2020年5月、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていましたが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズ

29.音楽欲望

 2020年5月、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていましたが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズ

27.恐るべきダンスミュージック──アイリッシュ・ダンスチューンの真髄

 2020年5月、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていましたが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズ

28.アンサンブル練習会 実技編。まず、壁!

 2020年5月、Irish PUB fieldは休業を余儀なくされていましたが、そんな折り、2000年のパブ創業以来の様々な資料に触れる機会がありました。そこで、2001~11年ごろにfield オーナー洲崎一彦が、ライターのおおしまゆたか氏と共に編集発行していた月刊メールマガジン、「クラン・コラCran Coille:アイルランド音楽の森」に寄稿していた記事を発掘しました。  そして、このほぼ10年分に渡る記事より私が特に面白いと思ったものを選抜し、紹介して行くシリーズ

生演奏が恋しくてバーチャルフラーの動画を眺めてた #Fleadh2020

1万年と2千年ぶりにお部屋を整頓していました。ひろしです。 今日は時間が少し空いていたのでのんびりアイリッシュを聴いていました。 まずは黙ってこれをみてくれ この動画は5年連続アンダー18で「All-Ireland」つまり全アイルランドのコンペティションを勝ち抜いたケーリーバンド、Crossfields Céilí Bandの演奏です。はぅぅ、生演奏に飢えた心が射抜かれる〜ー! この映像をみていると、いまは昔のケーリーで踊っていたときの感情を思い出します。 CDとか音

あなたにとってのアイルランド伝統音楽はなんですか? #MyIrishMusicJapan

2020年6月に開始した、駐日アイルランド大使館によるオンライン動画企画「#MyIrishMusicJapan」もうご覧になられましたか? 日本のアイリッシュミュージシャンがアイルランド伝統音楽で弾かれる楽器の説明と、アイルランド伝統音楽をギュッと凝縮して紹介。 テーマは「私にとってのアイルランド伝統音楽」 この記事では「え!そんな企画知らない!」なあなたのために計10本の動画とその奏者&ダンサー(?)を紹介するよ! Episode 1 & Episode 7 豊田耕

コース料理は好きですか

ぼくはすきです 高いお店にたくさん行くわけではないけれど 愛知県豊田市、足助町を舞台とした映像作品が8/14(金)19時に公開されます そのあとすぐ、19時15分から、 フィドルの小松大さん アイリッシュハープの大橋志麻さん アイリッシュフルートの瀧澤晴美さん によるライブ配信があります こちらの会場も足助町 この映像作品ができるまで 「足助町」 という町のことを僕は知らなくて、 これまでの2ヶ月間、 断片的に聞いてきました きっと多くの人が足助町のことを知ら

【eFleadh体験記】豊田耕三さん

こんにちは!CCÉ Japan(アイルランド音楽家協会 日本支部)です。 今年5月、アメリカ合衆国・イリノイ州のThe Midwest Fleadh Committeeで、オンラインによる「eFleadh( the 2020 Chicago eComórtas Ceoil)」が開催されました。 本イベントについてはアイルランド政府も紹介しています。 https://www.dfa.ie/global-irish/staying-in-touch/latest-news/n