ロジックにドラマを落として小説を書き直す
人生の中で他人から執筆の指導を受けたことがある。
一つ目は先日、プロに有料で添削レビューを受けたこと。
しかし10年以上、それよりもっと厳しい指導を受けていたことを思い出した。
大学・大学院時代の論文執筆時である。
どちらも同じ教授だったが、日本語でも英語でも学術論文を多く執筆する教授だった。
だからいつも締切に追われてボロボロになっている人だった。
私が毎日noteでとりあえず何かしら記事として書き上げ切れるのは、多分このときに文章を書くロジックは学んでいたからだと思う。
何かを主張するのであれば、客観的にその理由を複数述べて結論を導く。
小説を書く中でもそれは活きたと思う。
急にそのことを思い出したきっかけは、ここ数日のシナリオの勉強だ。
買った本がかなり良い本で、私が知りたかったことが全て書かれていた。
シナリオの作り方は、論文構成で学んだロジックと、かなり似ていた。だから頭にスッと入った。
しかし論文執筆では絶対学ばなかったこと——私に足りなかったことを知る。
ドラマだ。
今回、シナリオの勉強で、初めて「ドラマ」の書き方や「ドラマ」の構成要因を知った。
私のプロットに足りないものがわかったのだ。ようやく腑に落ちた。
そこでここ数日、朝も夜もその本を片手に現在連載している小説「トイレ世界漂流記」のプロットを整理し直した。
前段に書いた通り、もともとロジックを作ることはできる方だったので、話を大きく変更することはなかった。
でも書ききれていなかった、主人公の言動など「ドラマ」をしっかり入れ直した。
そうしてようやく、第一話の修正版ができた。前よりも説得力が増したと思うし、面白みも増やせたと思う。
本作は、週間少年マガジン原作大賞にエントリーしている。
明日以降も、2話以降の修正に入る。面白くなってきた。
締切まであと半月ある。残りわずかな中で磨き込んでいきたい。
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