見出し画像

「小説の書き方」を「音楽」に置き換えて勉強している

作家を目指している会社員です。

と言っても、私はもともと読書家でもなかったので、勉強していると感覚的にわからないことが多くあります。

文章を読んだ時に、面白いとかこの表現がイイ!みたいな感覚は乏しいと感じています。インプットの方法がイマイチなのです。


だからと言って立ち止まっているわけにはいきません。作家になりたいのだから。

そんな私が実践しているのは、自分が習得していることに変換して、自分の感覚を再現し、状況を掴むこと。

今日はそんな話をしますか。



STEP1「人のレビューをもとに鑑賞」

私は10代のころ、読書よりも音楽鑑賞を多くしていました。

平成元年生まれの私が中学生だったころ、私がハマっていたのは倉木麻衣さん。そしてカナダの歌手であるアヴリル・ラヴィーン

倉木麻衣さんはR&Bのテイストの曲が多く、歌詞にも英語がよく使われていました。アヴリルはロックですね。

私は倉木さんとアヴリルの歌詞で英語を勉強したくらい、影響を受けました。


TSUTAYAでは、いつも無料の一押しのアーティストを紹介しているペーパーをもらってきて、ライターが書いた評論をよく読んでいました。

だからマイナーな音楽にも当時は詳しかったです。

それを見て聴いてみたいと思った曲は、レンタルしたりCDを購入していました。

文学少年・文学少女の人は、多分これが小説に置き換わって、図書館へ行ったり、それこそ「すばる」とか買っていろいろ読み漁っていたのではないでしょうか。

私がR&Bとは、ゴスペルとは、ロックとは、といろんな音楽を聴いて勉強してきたように、小説もレビューを見ながら外枠を掴むといいだろうと最近感じています。



STEP2「やってみる」

文学少女ではなく音楽少女だった私は、高校で合唱部、大学で軽音楽部のボーカル、途中でYAMAHAのゴスペルクラスとボーカルレッスンへ。

途中、作曲も経験しました。作曲を経験すると、主旋律の捉え方がかなり変わりました。次にくるメロディ(音程)は予見しやすくなったのを覚えています。

このころは、インプット方法もアウトプット方法も全く掴んでいませんでした。でもとても楽しんでいました。

就職後も、カラオケにいけばとりあえず、酔っ払いのみんなを盛り上げられるぐらいにはなりました(笑)


STEP3「表現を学ぶ」

社会人になってからは、どんどん音楽と遠ざかっていました。コロナもあったし、カラオケにもどんどん行かなくなりました。

でも私はギタリストの夫と結婚しました。

家の中では常にギターの音が聞こえる環境。さらに夫はyoutubeでギターを弾くようになり、私もたまに夫のチャンネルで歌うようになりました。


私は34歳ですが夫は54歳。年の差婚です。そして夫は35年以上ギターを弾いています。

もともと職人気質ということもあり、レコーディングも厳しいです。

しかも「上手いのを求めているんじゃない。もっとジョー妻らしく歌って」というディレクションつき。……難関です。


トライ&エラーで恥をかきながらも、私は徐々に自分の表現方法を身につけていきます。

上手くなくても「ジョー妻の歌と言ったら」という形が少しずつ出来上がってきました。


STEP4「基礎とテクニックを学ぶ」


これは本来、STEP2ぐらいでやるべきことなんだと思いますが……私の場合は一番最後にきてしまいました。笑 


30歳を過ぎて、本当にここ数年の話です。


たまたま家でダイエットがてら、宅トレをしていたらリズム感がよくなる副次効果を得ました。(詳しくは下記)


これはSTEP2で作曲をしたときに経験をしたような、ビフォー・アフターが全く異なる感覚を得ました。

結局のところ、音楽であればジャンル・リズム・喉の開け方・腹式呼吸の使い方・などの音楽の基礎の有無で捉え方が全然変わってきます。

ということは、おそらく、小説もジャンルごとのリズムというんでしょうか。

喉の開け方や腹式呼吸が何にあたるのか、今の私にはわかりませんが……基礎やテクニックを学ぶとだいぶ変わるのだろうと思っています。

音楽はドラムやベースのリズム帯の音をしっかり聞けるようになるだけで、歌い方や表現がかなり変わってきます。

多分小説にも、そういうものがあるのではないかと、勉強中の私は思っています。



おわりに:芸術分野の説明は難しい


運動や芸術分野について、「やり方」の説明は非常に難しいです。

一番わかりやすいたとえは「スキップのやり方の説明」


感覚的にやっていることの説明はとても難しいのです。


今日、私がなんでこんなことを整理したのかというと、先日プロと呼ばれる人に有料で添削してもらった上で、質問をしても「本をたくさん読みなさい」という答えしか返ってこなかったからです。


まぁ、結局は自分の経験で、自分が理解できたのでいいや。


一週間ぐらい、ずっとこんなことを考えていましたが、すっきりしました。笑 これでひとまず、私の小説勉強の方針は見えました。

小説の書き方の勉強において、このSTEP1〜4にそって、足りていないことを今後、自分に補っていってやりたいと思います。


🌈音楽について話している他の記事&音楽動画情報


この記事が参加している募集

#この経験に学べ

53,596件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?