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小説すばる新人賞1次選考結果から②

朝井リョウ先生は言いました。

「小説を書くことって、がっかりすることの積み重ねなんですよ。」

幻冬舎ルネッサンス特別インタビュー


本当にそれですわと思った作家志望のジョーツマです。

小説すばる新人賞に初応募(というか公募そのものが初めて)して、悔しい思いをした私。


ここでラストに「敗因分析のためにプロの方に有料で添削してもらうことにした(契約した)」と言いました。今日はその続きです。




◆なんと1日で添削が終わって帰ってきた!(激早)


実は私が書いた文章は7万字程度なのですが、作者の自分が読んでも結構時間がかかります。プロって読む集中力がすごいと思いました。


早い。でも正確に読んで、正確に分析している。ちゃんと細かくアドバイスを書いたシートもいただきました。


褒められたこと:厳しいご指導をいただいたことの割合で言うと、2:8ぐらいでしょうか。

2があるだけマシなのかもしれませんが、気持ち的には0.3:9.7ぐらいです(笑)


なぜかと言うと、自分が意図していたことが他人に全く伝わっていなかったからです。


自分の中では伏線と思って書いたこと、物語の肉付けと思って書いたこと、重要だと思って書いた一コマ。


これをそういう認識で見ているのは自分だけ。

他人が見たら「無駄なシーン」だったり「意味のないこと」として取られられている。

読み手が悪いのではありません。自分の物語の進め方や表現方法が適切でなかっただけなのです。


偶然にもこの公募の結果を見る前にプロットの行き詰まったので自己分析をしていて、まさに自分が薄々感じていたこともきちんと言語化されて指摘されました。


私がご指摘くらったことは多すぎて書ききれないので、また別の機会に出すとします。笑


◆驚いたこと①:自分の作品ジャンル

まずは自分の書いた小説ジャンルがわからなかった私ですが、その答えはSFだと言われました。

自分はSF小説もSF映画も興味があったわけじゃないし、SFを書いていたつもりもなかったので相当びっくりしました。(確かにSFっぽい要素はありましたが、あくまで「要素」が少し入っているという認識でした)

相当びっくりしたと同時に、私はだいぶ世の中を知らないなと思いました。



◆驚いたこと②:自分の目指すべき方向性


二つ目に驚いたことは、小説よりもシナリオの世界に向いているかもしれないと言われたことでした。

その理由として挙げられたのは

  • ストーリーラインは悪くない

  • 映像化のイメージが持てた

というものでした。


しかし私は、諸事情あって映画鑑賞が苦手な方……。


夫の方が365日毎晩、NETFLIXで映画やドラマを見ています。

(一緒に見ればいいと思うでしょ?夫が見るものは、血がぶっしゃぶしゃ出るのばかりで私は苦手です……泣)


そんな私がシナリオの道も提示されたことは驚きでした。

しかし、私は偶然にもここ数日に、シナリオの勉強をしたいなと思うことが3つありました。


①NETFLIXのアニメ「私の幸せな結婚生活」
本当に何気なく見始めたのに、ストーリー展開がとても魅力的で惹き込まれました。(原作はライトノベルだとか)

自分もいま小説をnoteで連載していて、こんなふうに次回が気になるストーリー展開をしていけたらいいなと思って見ていました。

②ONEPIECEの実写版
原作との違いがあって「シナリオでここまで変わるんだ」と感銘を受けていたところでした。



③手に取ったハウツー本

数日前にプロットで行き詰まっていたので、本屋で手にとったプロットの書き方の本。その中にシナリオの書き方の本もありました。ちょうどkindleで買おうかなと検討していたところでした。



「ここを自分の強みにするといい」とアドバイスをいただいたことと、最近まさにこうしてシナリオに興味を持っていたことから、そっちの方向も少し考えてみようと思いました。


おわりに

いずれにせよ、何になるにしてもまだまだ勉強が必要です。

本当に反省しなくてはいけないことのほうが圧倒的に多かったので。褒められたこともあったけど、珍しくそっちを拡大解釈して自分の機嫌を取る気にもなりませんでした。。


「トイレ世界漂流記」は引き続きnoteで連載しますが、公募案件は一度ストップして、まずはもっとエンタメやシナリオ作りを勉強したいと思いました。


何者かになりたい!自分の夢を叶えてみたい!その気持ちを忘れずにこれからも前に向かっていきたいと思います。


🌈連載している稚拙な小説はこちら


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