見出し画像

【女装の悩み】vo1.常連のクセが強くて仲間の輪に入れない件

こんにちは、おじょえです。

先日ツイッターでお話ししたように、女装をしている人からのお悩みメッセージ的なDMが結構来るんですが、割と真面目に解答しているから面白い。いつのまにか女装アカウントが心理カウンセラーアカウントになっていた。その中でも一番多いのは「メイク」や「ファッション」ではなくなぜか「人間関係」に関するお悩み相談というのもなかなか乙なものがある。

画像1

心理カウンセラーじょえ、動きます。

酒クズあまねちゃんの性欲の悩みは一旦忘れて頂いて、お悩みDMの中で最近女装を始めた友人からの相談に対して、真面目に解答していく。そしてこれを機にエビデンスを残しておきます。(同じ悩みを持った方のために)

常連だけで仲良くなっており、今更みんなの輪に入れない…!?

これ割と女装あるあるだと思います。てか女装じゃなくてもあるある。

我々女装は初めて集団へ参入する場合、「公園」や「店」を介する場合が多いです。皆さんどうしてもそういった場所をアジトに活動されているからですね。

初めて行った店でなかなか常連さんの輪に入れず、寂しい思いをした!というパターン、特に女装をスタートしたばかりの方が遭遇しやすいケースではないでしょうか。

では逆に、なぜ「常連」と呼ばれる人たちは仲がいいのか?を考えてみましょう。

結果的に申し上げて、2年も3年も毎週のように同じ場所に通い続け、何十回、何百回と顔を合わせ、様々な経験、思い出を持つ彼・彼女たちの間に強い「信頼関係」があるからだと考えます。

きっと彼らも最初は輪に入れず四苦八苦したことでしょう。

しかし結果的に、長い時間をかけて同じ場所に通い続けた結果、お互いに認め合い、意見を主張し合い、尊重し合い、各自にとって居心地のいい環境となり、いつしか「常連」と呼ばれるようになったはずです。

そんな「絆」とも呼べる強い関係性を持つ彼らの輪の中に急にあなたが現れ、すぐに打ち解け、1回で「自分が理想とする居心地の良さ」を手に入れようと考えるのは、かなり無謀であり困難。

仮に「疎外感を感じた!常連のせい!」といった思考であれば、それは少し考え足らずかもしれません。

確かに同じ「女装」をした仲間ではあります。しかし大切なのは女装をしていることではなく「人として認め合い、尊重できる関係性」や「一緒に過ごした時間の長さ」にあります。

一回や二回、あるいはたまに顔を出した程度で「なかなか輪に入れない」のは当たり前のこと。あなたが学校や会社に入って知らない人ばかりの環境下、たった1日で全員と仲良くワイワイ出来ましたか?ずば抜けたコミュニケーション能力や、知名度があれば話は別ですが、多くの人は全くの「他人」から始まり、ゼロから信頼関係を積み上げて「友人」を作るものではないでしょうか?

あなたが欲しいもの、それは長く同じ場所に通い続けた先にしか落ちていないものです。逆に、最初から全力でウェルカムしてくれる環境の方が稀。

女装は大人の遊び。

小さくとも学校や会社と同じ「社会」なのです。そこで溶け込み居心地の良い環境に身を置きたければ、自ら考え、自ら行動しなければなりません。

あなたが今考えるべきは「他人である女装さん達と仲良くなるために自分は何をしたらいいのか?」であり、1回2回顔を出したくらいで居心地が悪かった経験を、最初から他人や環境のせいにするのは大きな間違いです。

理由は上記で話した通り。強い関係性を持つ輪の中に途中から入れば、誰しもが疎外感を感じるからです。

何度も何度も店に通い、最初は「挨拶程度」の関係から、次第に「話せる知り合い」がポツポツ出来て、いずれ「気の合う友人」が現れる。

信頼関係とは長い時間をかけて形成してゆくものです。女装は子供の遊びではないので、自分が居心地の良い居場所を作るために他人を攻撃するのではなく、「一体自分は今何をすべきなんだ?」ということを自ら考え、開拓し、粘り強く時間をかけて信頼関係を構築していく必要があります。

焦らず楽しんでほしいと思います。

女装はテキトーに遊んでポイッと捨てるほど「無価値な」趣味では無いですよ。他人と関係を作っていけばそれは列記とした価値があります。

以上、心理カウンセラーじょえが真面目に解答するコーナーでした(笑)

より分かりやすく説明した音声バージョンも先日アップしました。暇な人は聞いてみてね。

それでは、よい女装を!

良い記事だと感じたらサポートしてね!