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僕はコーチか?それとも占い師か?

こんばんは。ジョーです。

今日は久々に「子供との1on1」以外のことについて書いてみようと思います。先日(といっても結構前ですが)、後輩にコーチングしていたるときに「ジョーさんて占い師みたいですね!」という衝撃的な一言をもらいました。

その一言があまりに印象的だったので、「僕はコーチか?それとも占い師か?」ということをしばらく考えていました(いや、絶対に占い師ではないけども!)。

コーチと占い師の違いとは

いや、全然違うじゃん!とお思いになるかとは思いますが、考えてみると意外と共通点があるんです。

<占い師の場合>
話す → 聴く → 占う → 見える → アドバイス → 行動
<コーチングの場合>
話す → 聴く → 質問 → 見える → 決める → 行動

だいぶ端折りましたし、細かくはもちろん異なる点がたくさんあるんですが、一連の流れはこんな感じのイメージ(なんせ僕は占いに興味がないので)。上っ面だけを見ると「占う」が「質問」、「アドバイス」が「決める」になっている以外は同じです。

でもここにそれぞれのアクションの主語を入れていってみてください。

「見える」の共通項は占いが占い師であるのに対して、コーチングではクライアントになります。占いは「アドバイス」も主語は占い師ですが、コーチングの「決める」はクライアントです。

占いの場合の主体はあくまで占い師であって、話すことと行動すること以外はほぼ占い師が行います。一方、コーチングではコーチは聴いて質問すること以外(ほんとは色々あるけど)、クライアントが主体です。クライアントが自分の言葉で色んなことに気づいて、見えて、行動を決めて、行動していくのです。

僕はなぜ占い師と呼ばれたか

僕は「占い師」と呼ばれたとき、半分嬉しく、半分ショックでもありました。

「嬉しさ」の理由としては、クライアントがコーチングの中で、過去の経験、価値観など色々なことが掘り起こされて繋がり、「あぁ私はこういうことを考えていたんだ」と繋がった瞬間だったからです。

最終的にはそういうことに気づけたことで価値観の軸が明確になり、行動が明確になり、「自分のいる位置はまだ変わっていないけれど、なんか前に進んだ気がする」という感情になっていきます。これはコーチとしては非常に嬉しい経験でした。

逆になぜ「ショック」だったか。前述のとおりです。僕はしゃべりすぎてるんですね。クライアントの言葉が色々と繋がってくる嬉しさから、相手の言葉をリフレインしたり、要約してフィードバックしたりという枠を超えて、僕が答えを出してしまっていたようです。それが「ジョーさんって占い師みたいですね」という言葉に繋がります。

僕はコーチになりたいのであって、占い師になりたいのではない

クライアントの言葉に深い意味はなかったかもしれません。実際、それで行動に繋がった部分もあるし、コーチングを受ける楽しさも感じてもらえたようです。

でも、あそこで僕が「占い師」ではなく「コーチ」であり続けていたら、クライアントにとっての感動はもっと大きかったかもしれない。そういう風にも思うわけです。

僕は現時点でコーチを仕事にしているわけではありませんが、今後のコーチ人生で「占い師」と言われた経験はずっと心に残り続けるように思います。それは成功体験でもあり、失敗体験でもあります。これを活かしていかねば。

最近YouTubeなどでもコーチングの参考動画を見たりしますが、尊敬できるコーチはクライアントの話を本当によく聞きます。傾聴し、寄り添い、クライアントと同じ景色を見て、フィードバックしたり、質問したりする。その言葉がクライアントの思考を加速したり、気づきを引き出したり勇気を与えたりする。そしてクライアントを心から信じる。

そういうコーチを僕も目指したいと思います。

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