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しあわせは遠くから眺めるぐらいでちょうどいい

しあわせは遠くから眺めるぐらいでちょうどいい
近づきすぎるとその光は眩しくて
わたしのボロボロの皮膚を照らし出す

この醜い素肌を晒せる相手が現れたなら
その人を運命の人として大切にしよう
だけど、いつまで経ってもそんな人は現れなかった
わたしの体を欲しいままにした者ですら
白日の下でわたしのありのままを見ることはなかった

しあわせは遠くから眺めるぐらいでちょうどいい
暗がりの中からそっと覗き見るだけなら
きっとわたしにだって可能だ
それが詭弁であることは百も承知だ

#詩 #詩作 #写真 #小説 #言葉 #ポエム

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