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御社の新卒者は勤続していますか?2021年新卒者調査結果!

はじめに

時代が過ぎるにつれ年代によって働く目的や考えは異なってきます。以前は残業をすることが美徳であったりお金を稼ぐことが最優先事項でしたが現在では福利厚生面の充実さやプライベートの面を充実させたいなど従来とは異なりつつあります。そこで今回は今の若い世代やそれに合わせて求人担当の方が勤続してもらうために何をすればいいのかをお話させて頂きます。

新卒者の入社前の気持ち

新卒者の4人1人は転職を志望している?!

 実は今回の調査で新卒者が入社予定の企業・団体等への就業意識を聞いたところ、25%が入社前の時点で「転職することも視野に入れている」 「すぐに転職したいと思っている」 という結果になりました。
 また、入社後調査で、入社後約半年経過時点での就業意識を聞いたところ、入社前に転職志向であった人において、28%が 「今の企業・団体等でずっと仕事を続けたい」 「当面は今の企業・団体等で仕事を続けたい」 変わりましたが、69%は入社後約半年時点で転職志向または既に離職したという回答でした。

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約6割が希望していない企業、半年の離職率は何と○○%!

 入社予定の企業・団体等への志望度は、第1志望だった人は46%で前年より6%増加した。入社前の就業意識との関係について見ると、第1志望業に入社予定であった人の84%は、入社前に勤続志向であり、前年と同水準であった。また、第1志望ではないが、志望していた人は72%で、まったく志望していなかった人においては57%が勤続志向であり、ともに前年より減少しました。入社後半年時点での就業意識では、転職志向もしくは既に離職した人が40%、勤続志向は35%と低い数字を表しました。この会社で仕事をするのは向いていないと感じた人の81%が転職志向または離職しており前年よりも増加する結果となりました。

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転職志向や転職者を出さないためには

求人担当者さんはされていますか?新卒者との面談!

適職と感じたか否かが、入社後も勤続志向を持ち続けたり、入社後に勤続に転じたりすることに繋がっています。そこで、適職意識が醸成される入社後の仕事環境について分析する。入社後における指導担当の有無について見ると、指導担当がいる人は、84%で前年減少した。指導担当がいなかった人は、15%で前年より増加した。自分から担当業務やそれ以外も相談していた人は、47%で前年より増加した。担当業務についてのみ相談している人は29%で前年より減少した。自分から相談することはなかった人は8%で前年と変わらなかった。

担当者の行動で離職率が変わる

指導担当がいる企業では、39%の方が適職と感じており、前年とほとんど変わらなかった。指導担当がいない人では、15%で前年よりも減少した。指導担当がいるうち、自分から担当業務やそれ以外のことも相談している人は、55%が適職と感じており、前年より増加した。担当業務についてのみ相談している人では21%で前年より減少し、自分から相談することはない人では11%で前年より増加した。

テレワークの影響はあったの?

テレワークを経験した人は半数以下に

テレワーク/在宅勤務の割合を見ると、「経験した」人は41.6%で、前年より10%減少しました。首都圏では53%、京阪神では40%であった。その他地
域でも31%がテレワーク/在宅勤務を経験している。どの地域でも前年より大きく減少した。企業規模で見ると、従業員数5000人以上の企業が55%と最も
高いが、前年よりは14%減少した。従業員100人未満の企業では、23%と、前年からの減少幅も22%と最も大きかった。

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適職と感じるのはどういったコミュニケーション?

テレワークを経験した人の40%が適職と感じており、前年より減少したのに対し、経験しなかった人は32%で前年より増加した。テレワークのコミュニケーションについてどのコミュニケーションにたいてしても十分だったの人が適職持っている割合が高く、特に「自分の頑張コミュニケーションや」の人が適職意識を持っている割合が高く、特に自分の頑張りへの評価・自分の仕事への感謝の言葉をかけられる機会が十分だったと感じた人で適職と感じた方は58%の結果となった

企業状況での適職考えは?

入社後に感じたことは?

入社後に感じた組織風土について見た。上位3項目は前年と同様で、人手が足りない(35%)、互いに助け合う雰囲気がある(34%)、先輩が後輩を指導する雰囲気がある(31%)でした。前年調査との差を見ると、どの項目も大きな変化は見られませんでしたがやはり改善が難しいのでしょう。

相談していることは?

若手社員の仕事や私生活についての相談相手が決まっていると感じた人では、60%が適職が高く、また将来の仕事について相談できる機会がある、先輩が後輩を指導する雰囲気があるでも半数以上が適職意識を持っている。他方、ほぼ毎日残業をしていると感じた人では、42.6%が自分はこの会社で仕事をするのは向いていないと感じたと回答しており、適職意識を持っている人は少なかったです。

まとめ

これから若手を育てていく上で出来ること

今回は新入社員をいかに勤続させていくかについて見ていきまして、入社当初から転職を考えている方が多いことが事実です。しかし、そのような方でも企業について知っていくにつれてここが適職と感じることもあります。逆に希望通りのところに入社しても職場環境が悪いと転職を考えるようになってしまうので今から出来ることとして、新入社員と親密な関係づくりをこちらから作ってあげたり、新入社員が不満に思う残業時間の見直しなどを取り組んでいくことが大切ですね。