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誰もがリーダーシップを発揮しながら自律的にキャリアを開発すべき時代をいかに迎え撃つか。

ただでさえ、先行き不透明なVUCAの時代。コロナ禍が混迷さにさらなる追い打ちを掛けた。組織の変革と個人の成長に向け、経営者や人事部はいかにリーダーシップを発揮していけば良いかが改めて問われている。こうした中、リーダーシップ論やキャリア自律を専門とするTHS経営組織研究所代表社員の小杉 俊哉氏は、今や組織と個人の関係性に変化が生まれており、リーダーシップの在り方も新たなフェーズへと移行しつつあると説く。経営者や人事部にどのような視座が求められるのか。小杉氏にアドバイスを求めてみたい。


前編では、「戦略人事」の現状や人事部が今後果たすべき役割などを聞いた。
【前編】はこちらから

■前編の目次

  • 漸く第一歩を踏み出した人的資本経営

  • 遅々と浸透しない「戦略人事」、サイロ状態は旧態依然

  • CHROの存在が重要に。人材不足が大きな課題


後編では、リーダーシップの変遷や新刊に掛けた思いなどを聞いた。
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■後編の目次

  • 時代に合わせて変遷するマネジメントのスタイル

  • 会社と個人は対等。キャリア開発の主体も個人にある

  • セルフリーダーシップが、リーダーシップの最終ステージ

  • 他流試合に挑み、多様な経験を自らに課す気構えが人事に問われる


小杉 俊哉氏
THS経営組織研究所代表社員
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科 客員教授

早稲田大学法学部卒業後、日本電気(NEC)入社。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学大学院修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ユニデン株式会社人事総務部長、アップルコンピュータ人事総務本部長兼米アップル社人事担当ディレクターを経て独立。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授などを経て、合同会社THS経営組織研究所を設立。立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科客員教授、慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授などを歴任。現在、慶應義塾大学SFC研究所上席所員、慶應義塾大学大学院理工学研究科非常勤講師。他に、ふくおかフィナンシャルグループ・福岡銀行、ニッコーなど、数社の社外取締役・監査役を務める。