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条件を落として、こちらが譲歩してやっているんだから、採用されるだろうという誤解

この記事の題にある『条件を落として、こちらが譲歩してやっているんだから、採用されるだろう』という言葉に反応されたのなら、きっとあなたは、それなりの経験をされ、それ相応の年収をもらってこられた方でしょう。

私が運営している『転職の個別サポート塾』でも、しっかり働いてきた40代から50代前半で転職活動がうまく進められていない方に、このような考え方(誤解)をされて、転職活動をこじらせてしまっているお客様が少なからずいらっしゃいました。

もちろん、サポート後には、そんな誤解をすることは無くなっていますが、利用される前には、その誤解のために、転職期間が長引いていたり、自信をさらに無くしたり、かなりご苦労されてこられたようです。

あなたは、いかがですか?

現在は、そんな悲惨な状況に遭遇していなくても、この誤解のことを知っておけば、いざという時に冷静な判断ができるかもしれませんので、よろしければ、下記もご覧ください。


条件(年収)を3割落として応募しても、思惑通りにはならない

転職を始めたばかりの頃は、期待や希望的な推測でワクワクしていたのに、転職活動が思い通りにならず、なかなか面接に呼ばれなかったり、呼ばれても絶対入社しないような企業だったり、良い結果が得られない状況が続くと、「少し条件を落として応募するか。それすれば決まるだろう。」と思い、給料(年収)を3割ぐらい落として応募する方も少なくないようです。

でも、その条件落とし応募を行ったほとんどのケースでは、思ったような結果は得られません。

つまり、面接に呼ばれないということ。

なぜなら、現職や前職のポジションと給与を基準にして「私は、前職より○百万円も年収を譲歩し、条件を落として、あなたのところを受けてやっているんだから…」みたいに内心思っていても、応募企業の採用担当者や面接官には、まったく通じないからです。

それは、当然ですよね。

市場を理解できていない、そして、相手(応募企業)の内情や希望を想像しない『勘違いの人(誤解している人)』なんて、無視されるだけです。

想像してみてください。

もし、あなたが応募企業の採用担当者や面接官なら、「年収を落として受けてやっている」なんて気持ちを腹に持っている40代に積極的に会いたいと思うでしょうか?

自分のことしか考えていないことから生まれる危険な誤解

「年収を落とすんだから、採用される確率が高まるだろう」という考え方は、転職活動で泥沼(悪循環)にはまっていく危険な誤解の一つです。

なぜなら、相手(応募先)の企業のことを考えず、自分だけの勝手な考え方だからです。

もし、現在年に600万円もらっている人が、年収400万円の求人に応募したからって、「お~、すごい人が応募してくれた。有難い!」って、相手(採用担当者)が思うでしょうか?

400万円の求人には、企業の内情があり、欲しい「年齢」だったり、欲しい「性別」だったり、欲しい「経験レベル」だったりがある訳です。

例えば、求人している企業が、募集要項には載せられないけれど「30代前半」「今の課長がマネージし易い、経験値が課長より低い」という内々のターゲットイメージを持っているところに、

40代半ばで経験豊か年収600万円超の「あなた」が、年収400万円の求人に応募しても、面接に呼ばれる可能性は無い、もしくはかなり低いと思いませんか?

相手のことを考慮せずに、今の年収より3割以上落としても、決して受かり易くなる訳ではないのです。

大事なのは、年収で測るのではなく、必要とされる存在(価値)と見なされるか、です。

「じゃあ、なかなか面接に呼ばれないから、条件(年収)を落として応募の幅を広げても、40代の私では無意味だということですか!」と思われた方も居るかもしれませんが、実は、決してそんなことはありません。

なかなか面接に呼ばれないのなら、条件で縛られずに、応募の幅を広げていくのは悪いことではありません。

年収が低い求人に応募して、面接に呼ばれたら、そこで自分の価値を相手にしっかり分かってもらうことが出来れば、内定をもらえることはありますし、中には、その求人の職位ではなく、年収の高い職位で採用されることだってあります。

私自身にも経験がありますし、私のお客様でも同じ経験をされた方が何十名もいます。

それを可能にするには、相手(応募企業の面接官)に、自分の価値がしっかり伝わる「自己PR」「職務経歴書」「面接での応答」が必要です。

でも実は、そもそも、それを持っていたなら、条件(年収)を落として応募しようとする状況にはなっていないはずです。

つまり、今日のテーマである「誤解」は起きないはずなのです。

ですので、転職活動をするなら、自分の希望の年収で内定をもらえるよう、自分の価値が相手に伝わる「自己PR」「職務経歴書」「面接での応答」をしっかり準備した方がいいですよ。

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