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「TAKE」前提での「GIVE」って、なんかしっくりこない

チャリティとか寄付とかって、その行為をしていることをPRした時点で、何となくスッキリしないものになる。

よく芸能人が、被災地に行って慈善活動していることや寄付したことを公表すると、すごく叩かれる。

企業だとそうでもない。でも思惑は、寄付系芸能人とさほど変わらない。

でも、企業の場合は寄付に対してのリターンを求めがちかなと思います。(もちろんそんなことは考えていない企業や芸能人もたくさんいらっしゃると思います)


私の所属する企業では、ある商品の売上の数パーセントを、ある団体に寄付しています。

商品も作ってやって、販促もしたんだから、もっと拡販できるように寄付先の代表にプッシュせよ、と言うのです。

会社の言うこともわかる。そりゃ、そう思っちゃうかもしれない。

確かに、こっちの販路使って商品販売してるしPRもしてる。


売り上げが伸びれば伸びるほど寄付額が上がる仕組みではありますが、そんなに自分たちの都合で動かしたいなら、寄付と言う名目でやらなくていいのにと思ったりします。

結局、会社としては寄付していると言う社会的な姿勢をうまく使って、好感度の高い露出を狙っている。


寄付先もこちらの思惑を理解してはくれているのですが。。何となく、やりづらい状況だったりします。

活動費として、マイナスにならない程度に稼働したいはずなのです。


リターンを求めすぎなんですよね。


寄付活動のPRの場合、どうしてもこう言ったお話がついて回ると思います。

企業側の思惑と寄付される側の思惑があって当然なので、一緒にやりましょう的な話になるのですが、結果的に【寄付:リターン】のバランスが崩壊すると不信感につながる。

以前、読んだ本に「日本人はGIVEをせずにTAKEを求めすぎる」との一文があったのですが、まさにその通り。

TAKE前提でGIVEをしてる感が、どうもしっくりこないんです。。

GIVEとTAKEって、キャッチボールが継続しないと成立しないし、大前提として双方の信頼感があってこそのお話。

いっぽうで恋愛と一緒で、最初は良いよいで始まるのですが、途中で何となく方向性が変わってきてしまう。

何となく、私はやっぱり、リターンを求める寄付は好きじゃないな。






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