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アイデンティティとは,人生の危機とは

皆さんは,エリクソンのアイデンティティという単語をよく耳にしませんか?

青年期は,アイデンティティの確立が重要であるなどとよく言われます。

では,アイデンティティってどういうことか,お話できますか?

アイデンティティとは,人格発達の課題とも言われています。
「どのような社会の中で,何者としてどのように生きていくかを」選択し,統合することです。
「私は○○である」という自覚,自信,誇り,責任感,使命感,生きがい感を持つことです。

エリクソンは青年期の課題として重要性を唱えました。しかし,岡本(2002)は青年期だけの問題ではなく成人期以降にも繰り返されるとしています。
中年期30代後半から50代にかけて,最盛期と言われていましたが,1970年以降中年期危機(根底から問い直される)という転換期があるといわれています。
中年期は,身体的リスクの増大(生活習慣病の増大,更年期障害など)や家族における変化(空の巣症候群(子どもの独立など),夫婦関係の見直し,老親の介護など),職業における変化(仕事上での限界感,職業的達成昇進挫折)などにより様々な悩みがおこり,病気にまでなる方がみえます。
実は,中年期は青年期で確立したアイデンティティを改めて問い直す機会が多く起こりうるのです。それまでの人生の見直しとこれからの生き方の模索を経て,再び納得のできるアイデンティティの再構築をしていくのです。


しかし,アイデンティティを選び取るということは,一つの選択肢を選び,他の選択肢を捨てるということをしなくてはなりません。いくつかの選択肢の中から,選んだことに対してその責任が伴います。この意思決定をエリクソンは「危機」といいました。
その責任を引き受けることをたじろいで,他のことを捨てることができなくて一つのことが選べなくなることをいいます。しかし,この「危機」を乗り越えないことには,何もできないのです。

すこし,アイデンティティについてお話をしましたが,皆さんは新年度を迎えいかがでしょうか。
自分にとっての「危機」は訪れていませんか?
その「危機」を乗り越えるために,訓練をうける,資格を取得していくということが,自身の達成感にもつながり,道を迷った時の道しるべにならないでしょうか。

現在,若者たちは,将来展望がないままの方が多く見えるといわれています。
そのため,フリーターとして過ごしている方などがみえますが,なぜ将来を切り開きにくくなるのでしょうか。実は就いている職業が実際にやりたいと思っていることと,ずれていることが多いのです。そのため職業技能を習得する機会がないまま年を取ってしまっていることが多いのです。

将来何をやりたいか,はっきりしていることはとても素晴らしく,アイデンティティの確立もはっきりするかもしれませんが,わからなくてもいいのではないかと私は考えます。

どうしたいのかどうしていきたいのかを,訓練を受ける前のキャリアコンサルティングでしっかりと方向付けをして,そのために訓練がどれくらい必要なのかを明確にしていく,そのことが「危機」脱出のきっかけにはならないでしょうか。

ぜひ,ハローワークへ来ていただき,「危機」脱出をご一緒しましょう

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