見出し画像

【アジャイル】組織アジャイル版インセプションデッキをつくったよ

アジャイルがガチに仕事になったので、最近、内容はアジャイルばかりですね。

プロジェクトチームとして共に働く

4月からの部署は数人の部署なのですが、施策というか小単位のプロジェクトは数個あり、誰かがリーダーをしてほとんどの人がメンバーとして入るような構成になっています。

自分が任されているプロジェクトはさらに中でサブテーマがあり、それらが全て絡み合って自分がリーダーとしてもっているプロジェクトが成り立ち、目標を達成していくようになっています。

4月から3週間でかなり中のことは分かってきましたし、メンバーのほとんどと毎日対話をしているので目指していく方向性や価値感というのはそこまでズレてないとは思っていますが、とはいえちゃんと言語化しておかないとなと思い、インセプションデッキを作ることにしました。

(インセプションデッキについては以前noteの記事にも何度か書いているのでそちらを参考にしていただけると嬉しいです)

組織アジャイル版インセプションデッキ

アジャイル開発で使われているクリエイティブコモンズのインセプションデッキもあるのですが、今回は非開発系のプロジェクトなので市谷さんの組織アジャイル版インセプションデッキを活用しました。

本当は全部のアジェンダをチームのメンバーと対話しながら、共通認識をつくってじっくり作りたいところですが正直かなりバタバタしています。以前に別の所で作ったときも、自分がかなり叩き台を先に作っていても(誰か一人が叩きを作ってしまうのは本当はあまりよろしくない)週1で1時間しか取れない中で一ヶ月かかっていました。

ということでメンバーと協議をして、まずは自分たちのことを端的に言語化して説明できないといけないよね、ということで「エレベーターピッチ」をまず作ることにしました。

ちなみにエレベーターピッチの構成は以下です。【】の部分を言語化して埋めていきます。

【どういうことがしたい】、
【誰】に向けての
【私のプロジェクトチーム】は、
【どんなことをする】チームです。

これは、
【チームの強みや独自の価値】があり、
【従来の部署・チームや競合となる部署・チーム】とは違って
【差別化できる特徴を持つ】ができる。

組織アジャイル版インセプションデッキのエレベーターピッチ

これも本来だと他のアジェンダを一通りやって、何度か行き来しながらエレベーターピッチをまとめるのが王道かなと思うのですが、3週間じっくり濃い時間を過ごしているのもあり、他のアジェンダは暗黙的に同様の認識をしているとまずは見なし、ピッチの言語化を一緒にやることにしました。

結果的には1時間を2回の2時間で一つ、プロジェクトチームとしてまとまったエレベーターピッチができました。進め方としてはメンバー各人が5分ほどで自分のエレベーターピッチを書き出し、その後発表しながら大事なキーワードを出していくことを最初の1時間で行い、次の1時間で前回のキーワードを元にして対話しながら作っていきました。

2回目の1時間の使い方はちょっと迷って最初は好きなキーワードに投票してそれをまとめることを考えていましたが、ざっと眺めながら違和感を感じるところ、構成の中でもギャップが大きいところに注目して対話協議で詰めていった感じです。

大事なのは100%合意までやるとキリが無いので、なんとなく同じ線上にいるような感じで共通認識がメンバー全員が持つことができれば問題ありません。
なので、2回目の1時間の対話の中でこういう要素を入れたいというフレーズやキーワードを決め、最終的にはそれを私が統合して一つのエレベーターピッチを完成させました。

作っている過程がやっぱり大事

冒頭で出した私のnoteにも書いてますが、改めてチームのメンバーと一緒に作ること、その作る過程を一緒にやることが大事だと思いました。

各人はこう思っているのだな、言葉は違えど同じ事を言っているな、こんな切り口や表現があるんだな…とまず認識し合えるのが非常に重要で、この作る過程によってチームビルディングも行われる感触を感じました。

また、作っている過程でも新たな気づきを得ることができたらしく、別の施策でもその気づきが活かされるという場面も目にして、少しみんなの時間を取ったけど、一度立ち止まってインセプションデッキにトライしてみて良かったと感じます。

他のアジェンダも残っていますが、まずは自分たちを端的に語れるようになっただけでも進歩したなと思います。また、うまく時間を見て残りもやっていければなと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?