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【仕事・アジャイル】「うまく」の捉え方

何を持って「成功」と捉えるか、人によって観点もしきい値も違う。

「うまくいっている」とはどこを見て?

自分の組織で関わっている他の部署の方にお話を伺う機会がありました。
その際、一緒に活動してきた中である程度進捗があったので、活動自体の学びや関わった人たちの成長について伺おうとしました。

実際にうまく進んでいるプロジェクトに関わっている人に、プロジェクトの進め方などについて伺いたい。

その際、上記のような「こういう観点でお話伺いますよ」と事前に意図をテキストにして渡していたのですが、お話をするのはOKだが、ちょっと引っかかる部分があると仰りました。

「うまく進んでいるプロジェクト…何を見て『うまく』進んでいると思ったの?」

このように仰ったのは、どうやらこの方としては進捗はしているけど、まだ結果を出していないし、うまくいってると言えるかどうかは現状わからないとのこと。なので、「うまく」という言葉に引っかかったそうです。

「うまく」をどう捉えるか?

相手の方もどの辺をうまくいってるように私が見ているのか、という点に興味があったとのことですが、ここはテキストで伝えた言葉の綾のところもあり、あまり深く考えずに「うまく」と言ってしまっていました。

個人的には前に進捗をしている状況も「うまく」いっていると捉えて特に違和感はなかったのですが、この「うまく」の捉え方に差があるのだと感じました。

先に書いたようにこの方の「うまく」の基準が自分よりももっと高いものだというのが言われた言葉にはありそうです。

実際、実はこの方は自分が商品企画時代に上司であり、長年会社の主力商品を企画して会社の事業を支えてきました。今は新たなチャレンジで新サービスに関わっているのですが、まだまだ仮説検証とビジネス設計がこれから必要なものになります。

つまり過去に莫大な売上利益を上げていた経験からすると、まだ稼ぎ出してもいないので「うまくいっている」とは言い難いのだと私は捉えました。

いろんな軸で見れば良いと思う

この「うまくいっている」も、もしかすると経営陣に投げ込んだら、売上があがっていてもちょっとやそっとでは「うまくいっている」と思ってくれないかもしれません。それが100億稼げば言われるのか、下手すると一生「うまくいっている」とは言わないかもしれません。

私個人としては、いろんな節目や状態で「うまくいっている」の定義をたくさん持っておけばよいのではないかと思います。

それが来年なのか、四半期なのか、今月なのか…もしかすると今週や今日明日のレベルでも良いかもしれません。

そうでなければずっと苦しいままだなと…成功体験は小さく積み上げて行く方が楽しいですし、救いになります。大きな成功は小さな成功の積み重ねですし。

そういう意味でも、アジャイルのスクラムでバックログにして、1週間や2週間で少しずつでも成果(成功)をインクリメントしていくのはある意味ヘルシーな働き方ですし、失敗や問題があっても小さく動いていればダメージも少ないですし、そこから次失敗しない学びを得ていけばよいのです。

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