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【マネジメント・アジャイル】自主性を大事にするからこそ、ルールは必要

自主性を重んじすぎて、誰もやらなかったという失敗。

気づいた人・やれる人がやる

私は比較的、気づいたらすぐにやっちゃうタイプです。性格的にせっかちだったり、あまり待ったりが苦手で(あ、もちろんコーチングのときには待ちますよ)仕事の中で特にこれを誰かがやると決まってないものに関しては、めちゃくちゃ自分が切迫している状況では無く、隙間時間でササッとできることなら自らやってしまいます。

組織やチームの中で誰がやるものでもない、でも放置しておくとそれはそれで後々バタバタしてしまうもので、結果的に仕事が忙しくなったり、組織やチームの中の不満になったりします。そうなるとちょっと変な空気感になって、エンゲージメントやコミュニケーションといったところにジワジワマイナスとなっていきます。

やり過ぎると他の人の自主性を阻害する

しかし自主的に自分だけがやり過ぎてしまうと、結果的には「ああ、あれはやってくれるんですね」「じゃあ自分は気にしなくてもよさそうですね」という認識を他の人に持たれてしまいます。

そうなると結局組織やチームの中の自主性が阻害されて、いつもやってる人だけがやっている状態になります。よく、自分だけでも一生懸命自主的にやっていたら、周りも変わってくるよね、という話もあったりしますが、実際みんな忙しかったり、自分の仕事以外には興味がなかったり、そもそも性格や資質的に気が回らなかったりと、そこまで今までのやり方を変えて自主的にやってくれるものではありません。現実は甘くないんですよね…

先日も毎月何度かある業務の準備をしている中で、ほとんど多くを自分が自主的に準備していたのですが、ちょっとやりすぎかなと思ったので、一旦放置してみました。見事に誰もやってくれなくて、ちょっと他の部署の方からクレームをいただきました(苦笑)。

その業務は何人か自分も含めたメンバーでやっていて、全メンバーやる日時もやるべき準備も理解しているのですが、特に誰が何担当とせず、「気づいた人がやりましょう」としていたんですが、自主性が機能しませんでした。

よくよくふりかえると、同じように誰もやり始めなかったことが何度かあったので、私が「次回私がやるから、今回〇〇さんがやってね」と指示出しをしていたことを思い出しました。指示されるということを待っていたのかも知れません。

結局、ルールを作ることにした

自主性を出さないと困ったことになると実感しないと、この辺の意識は変わらないかなと思いつつ、私も何度も人から怒られるのに耐えられるほどメンタルは強くないので(笑)、結局ルールを作ることにしました。

何月の業務は誰が準備をする、というシフト表を作り、それをできる限りメンバーの不公平にならないように分配しませんか?と提案しています。もちろん自分もそのシフトには組み込み、自分だけが楽しているようにはしませんでしたよ。

そういえば、自主性を重んじ、組織やチームに貢献するという価値観がアジャイルにはあります。でも、ちゃんと「ワーキングアグリーメント」というプラクティスで、ルールは決めたりするんですよね。(別にアジャイルに限らず活用は可能です)

自主性を大事にして組織やチームとしてうまくやっていくためには、ガチガチではないルールを自分たちで作って認識を持ち合うことが大事なのです。


…今気づいたけど、シフトにすることも私から提案せずに、起きている問題を共有して対話して決めれば良かったですね…反省。(やっぱりせっかちな自分の性格が出てしまった…泣)


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