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【アジャイル】ワーキングアグリーメントを作ったよ

ガチガチなルールにはしないけど、みんなで気にしていこう!

それぞれが動き、チームに貢献する

4月になって新しいチームに来ました。3週間もするとかなりチームのやっていることも把握できてきましたし、自分の得意なところでどう組織やチームに貢献できるか?も見えてくるようになってきました。

元々チームにいる人たちは全く知らない人たちではなかったですが、ここ3週間で一緒に対話をして働いているとそこそこ関係性もできてきたかなと思います。
(もちろん全てがスムーズではなく互いの相違もあり、議論もありましたが)

数人のチームで一つ同じことをやっているかというそうでもなく、大きな括りとしては一つなのですが(その括りのオーナーが私)、それを実現するための施策は複数あり、そこにサブのオーナーがいるような構成です。アジャイルなチームらしく、一応リーダーはいるものの基本的には全員でやれる人がやるような感じで、チームに貢献することで大きな目標を達成していくことになります。

自律的に動くためのお約束ごとが必要

同じチームでやっていてもそれぞれの仕事のスタイルや価値観は異なっています。もちろんチームとしてどこに向かっていくか?の共通認識は持ってはいますが(この辺の話はインセプションデッキの話でまたどこかで書きます)、お互いに他の仕事の仕方でモヤモヤっとすることも無いわけではありません。

自分もモヤッとしていることはありますが、それを直接的に言うとそれはそれで角が立ちます。アサーティブに話せれば角も立たないかというとそうでもなく、どれだけ関係性ができていても、多少のストレスにはなってしまいます。

ということで、みんながストレスを軽くして、かつ気持ち良くそれぞれが動けるようにお約束を決めることにしました。それが「ワーキングアグリーメント」です。

ワーキングアグリーメントの詳細な説明は他のサイトに任せますが、

暗黙の期待ではなく約束事を明示することで、スムーズなコミュニケーションがうまれ、創造性を発揮することができる。つまり心理的安全性を担保する手助けとなる。

ワーキングアグリーメント

ここが大事なところです。しかもそれを誰かが作って押しつけるのではなく、みんなでわいわいとしながら作るのがポイントです。自分ごと化して、約束ごとが形骸化しないようにします。

また、大事なのは見直すことです。ふりかえり(レトロ)でカイゼン点としてワーキングアグリーメントに加える必要はあれば追加していきます。また、数がどんどん増えてもそれはそれで負担ですし、みんなが守れるようになってきたり、意味がなくなってきたら止めていきます。

楽しく守っていく仕組みが大事

さて、決めたワーキングアグリーメントですが、守れなかったときにはどうするか?ですが、何かしら抑止力は必要です。そこで守れなかった場合には一つ1点としてポイントをつけていくことにして、ある時期の節目で集計し、最もポイントが多かった人はみんなが集まるときに懇親会の幹事をすることにしました。

また、このポイントを付けるのも自己申告制としました。みんな一同にいる場で守れていないことが認識してしまったのなら、さすがに自分でポイントを入れるでしょうし、ここは自律的なチームでお互いを信じ合っていくことにしました。

といってもかなりライトなワーキングアグリーメントもあるので、そこまでポイントは加算されないとは思いますが、スクラムイベントを時間内にスムーズに終わらせるためのルールもあるので、この辺はできる限り守っていけるよう自己抑止力を持って一緒にやっていければなと思っています。

参考にどんなワーキングアグリーメントにしたかを幾つか書き出しておきます。

・スクラムイベントの前に、事前にバックログの結果や鮮度を更新しておく
・成果物や議事メモは探さずに済むようまとめておく
・身内の中での承諾やお礼のリアクションはいいね!などのスタンプで済ませる
・身内の予定は空いていたらいちいち確認しなくても入れて良い
 (自分の予定の空きやブロックはできるだけ最新状態にする)
・スクラムイベントは動画で残す(お休みの人向けに)
・無理のない範囲で月1でリアルに会う(ふりかえりのタイミングなど)

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