【仕事・DX】支援メニューを用意しよう
自分たちが何をどこまでできるか?を可視化しておこう。
支援依頼があったらまず話を伺う
DX(デジタルトランスフォーメーション)絡みの推進で様々な施策をしていると、是非一緒にやりたい、やってみたいがどうやればよいのかわからないので支援して欲しい、手伝って欲しいというリクエストを受けたりします。
その際にはどのような困り事があるのか、どのようなことを期待しているのかをまずお伺いをします。お互いの思っていることがズレたまま始めてしまうと、後々うまく話が進まなかったり、期待していたことと違う結末を迎えてしまうと、お互いの時間も無駄になってしまいますし、「期待外れだった」「色々推進している割に役に立たない」と悪い印象がついてしまうと、その後の活動にも影響が出てしまいます。
そのために初めの頃にしっかり対話して一緒に向かっていく方向をすり合わせていく必要があります。
手はかかるが成果の数も出したい
一つ一つの支援元はDXを普及推進していくための大事なお客様であるため、しっかりと相手のお話を伺うのが定石なのですが、ここで先日書いた「手離れ問題」にあるように、最初の頃はとても手がかかります。そして人員リソースも多くありません。
しっかりお話を伺うということをもちろん最初の頃にすることは必須なのですが、その後話を進める中で相手のメリットになることは当然ながら自分たちの成果にも繋げていかなければなりません。そしてその成果は一つ二つではなく、できるだけ多く出して社内でのプレゼンスを上げていく必要があります。薄っぺらいビッグワードを掲げているだけではなく、成果の実績と数こそ社内での信頼獲得になるわけです。
そうなるとお話を聞きに行った先で、話が合わなかったり互いの期待値が異なって辞めることになるのをできるだけ避けなければなりません。もちろん新しいことをやっているのでわからないことは多いわけですが、それでも自分たちでできるリスク対策はした方がいいわけです。
自分たちが何ができるかメニュー化する
そこで作っておきたいのが自分たちが何ができるかを可視化したものです。まず自分たちの中で大きく持っておくべきはインセプションデッキです。まず自分たちの中で共通認識を持っておきましょう。
そして外に見せるものは、自分たちが何ができるかの支援メニューを用意してみられるようにしておくのが良いです。そうしておくことで、最初にお願いされた時の対話の前にそのメニューを見てもらうことで、期待と合っているかの確認ができます。また、自分たちが何かのタイミングで「あなたたちは何ができるのですか?」と質問されたときに、メンバーのみんなが相手に説明できるものとして用意しておくと、誰が話してもそこまでズレたことを説明することはないでしょう。
もちろん、メニューをどう用意するかまで至るにはそれなりに同じチーム内での対話も必要ですし、作る前に仮説を立てて小さく一度試してみてフィードバックをいくらか持った上で初版の支援メニューをつくることが必要になるかもしれません。
いつ作るか?もありますが、ともかく自分たちに期待されていることを可視化することは私の経験上、DXを進める上では大事なことの一つだと感じています。
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