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【仕事】価値観を共有しよう

自分がどういう人かを知ってもらおう。

改めて自己紹介をする場があった

昨日の記事にも書いているとおり、4月に新しい部署に異動になりました。
以前から知っている仲の人たちとの場ではありつつ、改めて自己紹介をすることになりました。

自己紹介…とはいっても、以前にもその皆様にしたこともあり、自分の趣味や関心ごと、経歴というものはそこまで大きく変わるものでもありません。
再放送してもアレだなと思い、少し違う角度の自己紹介を入れました。

何を入れたかというと、「自分の大事にしている価値観」です。
一つだけではなく色々あるのですが、今回は特に最近、仕事上で大事にしているものを共有してみました。

価値観1「バランス感覚」

これは長年自分の中で大事にしている価値観です。
私がエンジニア時代の上司に1on1で言われたことで、「君の良い所は、バランス感覚だ」と私の良い所を言語化してくれました。

確かに何かに拘り過ぎず、でも主張もして、状況に応じて柔軟に判断し、立ち振る舞うことは昔からやっており、そこそこ何でも熟してしまう中、自分の尖りやスペシャリティが見えてなかった中でいただいた言葉です。

当たり前でもなかなか取りにくいバランス感覚。
多分、私は一生この言葉の価値観を重要視していくと思います。

価値観2「対話を架け橋にする」

これは以前読んでいた「他者と働く」という本の中で、自分に響いた言葉です。
(あ、ちなみにちゃんと読了しましたよ)

対話とは相手と新しい関係性を築くこと、そして相手の持つストーリーに橋を架けて寄り添い、相手のストーリーの中に自分を置くことによって、両者前向きで本質的な対話ができて、関係性が作れるというものです。

新しい部署でのミッションからしても、様々な考えがある人、昔のやり方に固持する人などに新しい風土文化を展開するうえで押しつけがましくしてしまうとより一層抵抗勢力となってしまいます。自分たちの思う正義が全て正しいわけでもありませんし、置かれている立場や状況でそれぞれが持つ正義があります。

こっちとあっち、という分断された対立関係を持たず、お互いに対話によって架け橋をつくり、一緒に落とし所を探り、腹落ちし合って、前に進むことが大事になります。

価値観3「人事を尽くして天命を待つ」

これは新しい事や不確実なことに取り組んだときにまさに感じたことです。
この言葉をもらった上司とは最初は関係が良かったのですが、私が成功体験からちょっと調子に乗ってしまった上に保守に走り出し、チャレンジしなくなったときにキツく言われたことです。

まだやれることがあるときに、どこまでやり尽くしたか?
正解が無い中で、どこまで自分の努力をして突き詰めたか?
頭を使い、手足を動かし、自分や自分のチームがもうここまでやった…あとは天に任せるしかないところまで考えつくし、行動しつくしたか?

ここに自分をコミットできず、逃げ出してしまったことを後悔しています。
そしてアンコントロールなことに悩まず、不確実性を愉しむこと。むしろこの言葉は、辛い状況から解き放ってくれる言葉なのかもしれません。

共有することで自分に言い聞かせる

これを新しい部署で言葉にして出したのは、これから訪れるであろう苦労や困難に対して、自分の弱さが出たり諦めてしまいそうなときに、「そういえばこんなことを自分で言ってたな」「みんなに共有したからこそ、反故できないな」と自分自身に言い聞かせて鼓舞するためです。

そしてこれらの価値観を持つ自分とどう付き合えば良いか、どう期待すれば良いかを一緒に仕事をする人たちの頭の中に置いてもらうことで、価値観に共感したり、ギャップがあることを互いに気づき合って、それでも上手くやっていくにはどういう「対話」をして一緒に「架け橋」をかければよいかを、ともに考えられる良い職場・チームにしたいなという思いもあります。


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