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【仕事】改めて感じる止める難しさ

以前にも書きましたが改めて感じました。

何故止められないのだろうか?

止める難しさについて、以前も書きました。

つい先日も上手く行かないとわかっているのに止めないで続けてしまうプロジェクトの話もしました。

今日、チームでふりかえりをしたときにも「止めること」「止められないこと」というキーワードが幾つか出てきました。

止めることを判断するのはリーダーにしても決裁者にしても、なかなか判断が難しいところです。ここまで続けてきたのだから、続ければうまくいくのではないか?、やれと言われているので止めるに止められない、など本質的でロジカルな判断というよりかは、感情的な部分や社内の政治的な部分で止めると判断できないパターンが多いです。

止める基準を設けるのが定石だが…

判断する人に振られないようにするには、止める基準を設けたりします。
プロジェクトや事業開発なら進めるにおいて「撤退基準」というものを決めて、ある判断するタイミングでその撤退基準を満たす状況であれば、判断する人(もしくはプロジェクトや事業開発の当事者)はプロジェクトをストップすることができます。

とはいいつつも、やはり判断する人のバイアスはかかることがあり、せっかく基準を設けても、あれやこれや理由をつけてプロジェクトは継続、なんてこともあります。

逆にリーンでの顧客開発の場合、探索している段階ではそもそも正解かどうかも分からない中進めているものに安易に厳しい撤退基準を設けてしまうと、探索と検証活動から得られた学びを活かせずにプロジェクトが終了してしまいます。

よく新規事業系は「止めるまで失敗ではない」と言われるので、まだステージ的にアーリーなプロジェクトは止める判断というよりかは次の探索活動に活かせる学びを得ているか、学びを得た上でピボットするか止めるか続けるかの判断をするのがあるべき姿かもしれません。
やり続けても何も進展しない(学びから得られる行動で進捗が見込めない)なら止めるべきではありますが。

探索の段階を越えて、事業的に煮詰まってきてある程度リソースの投資が大きくなってきたときには明確に売上や利益、集客などで明確に基準を設ける必要はあります。そうでないと上手く行かなかったときに大出血し続けて会社へのダメージも大きいですし。

結局は関係する人たちが納得できるかどうか

撤退基準にしろ止める理由にしろ、バシッとこれだと決めることはなかなか難しいものだと感じています。

結局は関係する人たち(決裁者、プロジェクトのリーダー、プロジェクト参加者など)の中で納得できるかどうかでしょう。なかなか決めづらい中でも、対話することを続け、自分たちはここまで行きたい、これ以上は自ら身を引こうというところをできるだけ関わる人たちの多くと握って、かつ自分自身も腹落ちをしておくしかないかなと思います。

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