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【仕事】関係者の組織構造・役割・名前をちゃんと把握しよう

聞かれたときにスムーズに応えられると信頼度も上がります。

By Nameで誰とやっているか聞かれる

7月から戦略部署にチームがマージされました。チームミッションは変わってないのですが上司陣は大きく変更になっています。

これまでの仕事の仕方と変わってきて戸惑うことも多いのですが、新たに勉強になるなぁと感じることも多いです。先日書いた記事もその一つですね。

そして本当は普通のことなのかもしれませんが、これまでそこまで意識をしてなかったのですが自分のチームが仕事で関わっている人のBy Nameを問われることが多くなりました。これまでは関係する組織やチームの名前と役割さえわかっていればステークホルダーの把握としては十分かと思っていました。

ちゃんと組織構造や役割まで把握できているか

By Nameで誰か?という点もそうですが、どこの組織のどういう役割の人か?だけではなく、その上長は誰か?周りにどんな人がいるのか?という自分のチームが関わる相手の組織構造まで問われるようになりました。

そんなところまで知ってどうするのか?と思うことはあるのですが、担当間や下位レイヤーの組織やチームの中で話が終わる内容ならよいのですが、揉めたり相手と調整をするとなると職制を通じて、かつ同じポジション同士でのやりとりになります。

まだ何か問題が起きているわけでもないのですが、相手の組織構造とどのポジションに誰がいるのかという情報もしっかり把握したい感じでした。

おそらくですが、そこそこ上位のポジションにいる人になってくると社歴が長く仕事を一緒にしてきた人たちを多く知っていたり、同じようにそこそこのポジションになっていたりもします。

そのため名前を出すと「おお、〇〇さんは知っている!」「〇〇さんは、バランス良くて話を理解してくれやすいんだよなー」であったり、「△△さんは保守的で調整を慎重にやらないとな」と相手の性格や価値観などを把握していたりします。

交渉や調整でまったく知らない人を攻めに行くのと、ある程度攻め方が分かっている人では気持ちも違いますし、資料や説明の仕方としても作戦を立てられます。
そのためにもしっかり組織構造や役割、そしてBy Nameでの名前の把握は重要になってきます。

組織活動も営業活動に近い

おそらく新興のスタートアップでは、組織構造で誰が云々ではなく、本質的で論理的な内容で互いにメリットがあれば社内の交渉や調整は上手く行くことも多いのかも知れません。

しかしそれなりに歴史があり、サイズも大きな企業だとどうしても政治的な動きが必要になります。正論をぶつけても、どんなにロジックが正しくても、だからといって相手が首を縦に振るとは限りません。

そして現場や下位レイヤーにそこまで権限も裁量も多くありません。
いずれにしても上位職を引っ張り出さないといけないことも多くあります。
そのときに組織構造やBy Nameは役に立ちます。

私は営業職をやったことはありませんがよく聞くのは、現場から課長、部長と上がっていっていずれは社長や決定権がある人まで辿り着いて大型案件を取ったりします。お客様先の組織構造や役割(誰が決められるか?お金を出せるか?)、そして名前まで知ることでどう上がっていくか作戦を練っていきます。

組織の持つミッションや目標を達成するために、社内の部署へのアプローチが必要なときには会社の中でも営業活動が必要になります。そういうときにこそ、組織構造や役割、By Nameをどれだけちゃんと把握できているかで出せる成果は大きく変わってくるのです。


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