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【仕事】コミュニティの持つ役割

企業内でも社外でも、コミュニティに入っていたりしますか?

何かを良くしたい!というピュアな集まり

少し前までは社内でも社外でもそこまで「コミュニティ」というものを意識したことはありませんでした。既にある社内コミュニティに参加するにしても、せいぜい何か自分の仕事に関係しそうな情報を得たいくらいで、講演会や発表会を視聴して終わりという感じでした。

最近は、DX(デジタルトランスフォーメーション)に絡む社内の風土・文化・価値観の変革やアップデートに絡んでいて、社内コミュニティの運営にも関わっていました。

残念ながら、部署異動による都合で主たる役割から外れましたが、「コミュニティに貢献しようとする元気な参加メンバ」という顔となって、引き続き関わっています。

よくよく考えると「そもそもコミュニティ運営を仕事として与えられてやるものなのかな?」という疑問もあったので、今はある意味本来のピュアにコミュニティに貢献したい「参加者」という立ち位置に居るのかもしれません。

社外については、7月からですが、いつもこのnoteに話題として出しており、お仕事も一緒にしている市谷さんの「シン・アジャイル」のコミュニティにも(運営も含め)参加し始めました。

コミュニティへの貢献で周りも自分も引き上げられる

最近、身近にコミュニティに関わりが増えただけではなく、自分の中での興味もそうですし、コミュニティの大事さもわかってきたのもあり、積極的に参加しています。

特にコミュニティで魅力に思えるのは、部署や組織を越えたコミュニケーションと、与えられている仕事ではなく貢献したい・良くしたいという自らの意思で関わっていく自主性・自律性のところです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)など、一つの部署で責任を持つには限界のある社内変革に関わる取り組みは、組織ツリー構造や社内政治的な都合、KPIでガチガチに固められて余地を持てない制約などを超えて、会社や社会を変えていく力を持っていると思います。

社外のコミュニティ活動でいえば、コミュニティの領域に関して社内だけでは得られない知見と新しい繋がりを持て、会社という枠組みを越えてその領域における課題の深掘りやノウハウとナリッジの展開、さらなるコミュニティの拡大などが行われ、自分が興味があり関わっている領域自体の底上げができます。

その領域の底上げ自体が、社内外関わらず、自分のやりたいことをさらに前に進めるための後押しや加速装置になっていくのです。

コミュニティは育てていくもの

コミュニティの持つ大事な役割と効果については、あれこれ説明するよりも自ら関わり、活性化や底上げに貢献していくことで「良くなっているな!」「変わりつつあるな!」をまず実感まで持ってくることが重要だと思います。

コミュニティの形成と成長は時間がかかるものです。
それを理解しているのかしていないのかに関わらず、会社の中では特にマネジメント層や否定派の人は、我慢できなくて「何が良くなるか具体的な成果を早く見せろ」とか「上期半年での目標をKPI化せよ」とか言い出します。

組織のメンバの仕事としてコミュニティ活動をすることは、マネジメントにしてみれば、組織ツリー構造で既存の目標設定と評価基準しか持たない組織で自分に閉じた範囲の役割や成果が説明できない活動になってしまうので嫌がるようです。
時間もかかり成果もすぐ出ないので、ポジションを守りたいマネジャーであれば尚更やりたくはないものです。
(残念ながら、実際にそう言ってるのを聞いたりもしました…)

なので、私個人の意見としては、コミュニティは仕事や部署や組織目標としてやらない方がモチベーションも下がりませんし、報告義務もないので気軽にやれます。

私は明確に上司に「組織成果に直結しない仕事、見えない仕事は評価外。評価対象にしたければ組織への貢献内容を明確にし、時限で成果を握ること」と言われたので、自分の目標や成果、実務の業務工数には入れないことにしました。(ようは自分の好きでやっている、自己責任という扱いにした)

ただ、世の中には理解のあるマネジメントもいるのでグレーゾーンとして見て見ぬふりで応援してくれる人もいます。そんな場合には甘えてみるのもいいですし、是非、そのマネジャーも巻き込んで欲しいと思います。

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