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【仕事】スイッチングコストの痛み

ガッツリ味わいました…できるなら変えたくなかった…

機能と価値が同じなのに…

私はデジタルホワイトボードツール/コラボレーションツールを3つ使い熟しています。以前記事にも書きました。

今の自分の会社で自分の周りでメインで使われているのがMiro、MS365の絡みで多くの社員が追加コストなく使えるのがMicrosoft Whiteboardで、Muralはマイナーな位置づけでした。

以前の記事にも書いたように自分が業務で使うときにはMuralを使っていたのですが、これは以前やっていたある活動の流れで契約(1年サブスクリプション)が残っていたので使い続けていたのですが、いよいよ契約更新のタイミングになり、私に好意で使われてくれていた部署としては継続契約しないことになりました…

MuralのデータはMiroやWhiteboardに移行できない

ということで引っ越しを考えないといけないのですが、なんと他のプラットフォームにデータのインポートできないようでした…

色々調べたのですが、MuralのインポートはMiroでも実装されてないようです(Microsoft Whiteboardも)。Miroのコミュニティでは要望が多く出ているようなので、同じようにデジタルツールを試行錯誤している中でプラットフォームを移行したい人は多いものの、優先度の関係かフォーマットの関係か実装はされてないようです。

ということで、泣く泣くPDFダウンロードでちまちま全てのワークスペースをダウンロードしてバックアップすることになりました…120ワークスペースを一括で自動でできるわけではないので一つひとつです…年始からなにやってるんだろうと…

これはなかなかのスイッチングコストです。お金や費用というより、私自身の手間、自分の時間というリソースが消費されたことがなかなか痛かった…

思い切って全て捨てれば良かったかも

このままMuralのワークスペースは諦めてズバッと捨ててしまっても良かったのですが、過去色々と書き出した知見や情報もあるのでできれば取っておきたいですし、ワークスペースいっぱいに書いてあるものを一つひとつ内容を精査して残す残さないと判断する方がもっと時間がかかりそうだったので、とにかく全部ダウンロードする方に振りました。

しかし今回の経験で痛感しましたが、サブスクリプションでガッツリそのサービスを使うと基本は離脱が難しいですね。特に自分のアウトプットや成果物が残るものはスイッチングコストが莫大になるので、ちょっと安くなる程度やちょっと便利くらいで、大きな理由がないなら同じのを使い続けたいですよね。

個人で使っているものだと音楽や動画配信のようなコンテンツ提供型のプラットフォームは、今となってはコンテンツが似たり寄ったりなので嫌になったら他のにもまだ切り替えやすいですよね。レコメンド機能などは使い続けて便利になるでしょうけど、そこまでクリティカルでもないですし。

所有から利用の時代になってサブスクリプションが当たり前になりましたが、クリエイティブ系はスイッチングコストを頭に入れて選定した方が良さそうです。

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