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『あやうく一生懸命生きるところだった』を読み終えて

今日は11月10日。快晴。パラソルの下で、コーヒーとパンとKindle。

空は青空、空気はパキッと軽やかで、風も髪がなびくくらいで丁度いい。どっかのじいちゃんが自転車をこぐ音も、葉っぱの力強い緑も、葉っぱが少し揺れてさわさわっと音を立てているのも、感じるだけで嬉しくなる。いつも「うざい」と思っていた、そこに集団になっているコバエさえも、なんか楽しそうに見える。

忘れていたけど、自然も穏やかな日常も、実はいつもそこにあった。

それは、今読み終わったある一冊の本が気づかせてくれた。『あやうく一生懸命生きるところだった』。都会でガツガツ働いて躁うつになった自分を救ってくれたのは、紛れもなくこの本。

いつか転職したときは、「一生懸命仕事をさせて頂きたい」ではなく、「一つ一つ楽しんで、仕事をさせて頂きたい」とみんなの前で入社挨拶をしたいと思う。"一生懸命"は、身体に悪いし、長期的に見て効率も悪い。つくづくそう思った。

この本には、自分が忘れてきたことが全て書いてあった。昔のハッピーな自分の魂が、ふっと身体に戻ってきた。



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