就活生向けの企業検索・分析プラットフォーム "Serendipity" を開発しています！
はじめに
皆さんこんにちは。私はここ２年ぐらい就活生向けのWebアプリケーションである "Serendipity" の開発を行っております。今回の記事ではそのアプリケーションについて紹介させていただければと考えています。
このアプリケーション開発には Youtuber の「Fラン大学就職チャンネル」の運営の方に関わっていただいております。この場を借りてお礼申し上げさせていただきます。当アプリケーションのURLは以下になります。
Serendipity が生み出された背景
表題にもありますように、当アプリケーションのタイトルは "Serendipity"（セレンディピティ） です。Wikipedia で調べると、セレンディピティとは以下のような意味であるとされています。
セレンディピティとは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。
上場している日本企業だけでも、とてもたくさんの企業があります。そのためすべての企業を正しく知ることはとても難しいことです。私自身就職活動をしている際、「どんな企業があるのか？」といった疑問や「見つけた企業は果たして良い企業なのかどうか？」という疑問を抱きながら就職活動をしていました。そんな疑問を抱いている就活生の方に、素敵なセレンディピティをもたらすことのできるツールを作れないだろうか。そんな思いで作成されたのが本アプリケーションとなります。
Serendipity の機能
先ほども述べましたように、この Serendipity では「どんな企業があるのか？」といった疑問や「見つけた企業が果たして良い企業なのかどうか？」といった疑問に答える手助けをするツールとなっています。つまり、「企業を発見する機能」と「企業を分析する機能」の2つを提供するアプリケーションとなっています。それぞれについてご説明させていただければと思います。
企業を発見する機能
Serendipity では企業を発見する機能としていくつかの方法が提供されています。
検索機能：好きなキーワードで、該当する事業を営んでいる企業を検索することができます。「いちご」でも「ゲーム」でも、どんな単語でも身近な関心のある単語で検索してみてください。
ランキング機能 : 売上高や利益率、平均年間給与といった指標で企業を比較し、ランキングを出力することができます。業界や都道府県を絞って企業を検索することもできますので、定量的な数値に基づいて魅力的な企業を発見することを手助けします。
事業タグから企業探し : 手動で設定された「事業タグ」を使ってその事業を営んでいる企業を探すことができます。事業ベースで気になるものがある方は、こちらから企業を探すこともできます。
おすすめ機能 : 至る所に推薦(機械学習)システムが採用されており、例えば今見ている企業と似ている企業を発見したりすることもできます。
企業を分析する機能
さて、上記の機能で企業を見つけることができたとしても、その企業が「どんな企業なのか」あるいは「よい企業なのか」といったことが分からなければ、価値のある出会いとは言えませんよね。そのためSerendipityでは、企業を分析するための機能が備わっています。
AI による事業内容の要約 : 今話題の ChatGPT（厳密にはGPT3.5）を利用して、各企業の事業の内容を簡潔に要約して出力しています。
疑義注記情報の確認 : 一般に上場廃止せざるを得ない状況にある、あるいはあった事業者は「疑義注記」と呼ばれる注記情報を公表しないといけないことになっています。こうした注記情報がもしあれば、一目見て分かる形で表示されるようになっています。
従業員情報・財務情報の可視化 : 就職する以上はやはり企業の待遇についても気になると思いますし、その待遇の源泉となる「企業の財務状況」や「企業の安全性」についても気になると思います。そういった情報についても Serendipity ではなるべくわかりやすく可視化されるようになっています。
ニュースの確認 : 関心を持った企業の関連ニュース（日経新聞記事）について、もしあれば紐づいているため確認することができます。その企業で最近どんなことが話題になっているのか。ぜひ企業分析に役立てていただければと思います。
終わりに
アプリケーションの報告としては以上になります。今後もどんどん機能を追加し、就活生にとってもっと役立つアプリケーションとなるように様々な機能を実装していきたいと思います！もちろん、就活用途でなくとも、投資銘柄を探す用途などに使っていただいても結構です。ご活用いただけますと幸いです。最後まで読んでいただき有難うございました。
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