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なぜ、アウトプットが重要と言われるのか? 〜 具体的な3つの効用

 ツイッター界隈では、多くのインフルエンサーが「とにかくアウトプットが大事だ!」としょっちゅうおっしゃっている。それについて、そうだそうだと多くの賛同コメントも付く。みんな、少なくとも何となくは感じているのだ。大変だけど、やっぱりアウトプットしなきゃなあ、と。

 では、具体的に、アウトプットを続ければどんな良いことがあるのだろう?自分も「アウトプット」に関してツイッターでもつぶやくが、140文字では書ききれないことをnoteにまとめてみようと思う。アウトプットにもいろいろな形があるが、今回は文章でのアウトプットにフォーカスする。結論からいうと、本当にアウトプットは大切である。簡単なことではないが、これを続けられると、確実に人生は良い方向に変わる。と思う。


 1. 他者の文章の読解力が上がる

 ずっとインプットしかしてないと(世の中の大多数の人はこちら側である)、文章を書く側の気持ちが分からない。だから、読む姿勢がどうしても受動的になる。書かれていることを、そのまま「なるほど、そういうものか」と思ってしまいがち。

 もちろん、自分は常に批判的に読んでいる、という自負のある方もおられよう。しかし、自分でも日常的に文章を書いていると、批判的に読むためのレベルが一気に上がるのだ。逆に、文章を書かない人の「批判的に読む」というレベルや深さは、普段から文章を書く人に比べどうしても弱くなってしまうと思ってる。

 自分自身のアウトプットの経験や苦労により、他人の書く文章の、論理が苦しいところ、説得力がないところ、結論が甘いところ、そういう部分が手に取るようにわかるようになってくる。逆に、読む文章の良い部分についても、その本当の良さがクリアに見えるのだ。アウトプットの訓練は、すなわちインプットのレベルアップにダイレクトにつながる

 

 2. 自分がインプットすべきものが明確になる

 アウトプットに億劫になったり身構えたりしてる人はたいてい、自分には何も書くものがない、などと思ってたりする。だから、人様に読ませるような文章を何かを書く前に、まずは本を読んだり、勉強したり、インプットに励まなければ、と考えてしまう。結果、インプットがいつまで経っても終わらず、一向にアウトプットの開始に至らない... という典型的な負のスパイラルに陥ってしまう。

 これは全く逆で、たとえ何も無いと感じてたとしても、まずはともかく何かを絞り出してみるようにして書いてみるのである。実際、自分の中に何も無いことなんて絶対ない。これまで生きてきた中で、書くべきことは本来は無限にあるはずだ。単に、普段からアウトプットをする訓練ができていないから、それが見つからないだけなのだ。

 「アウトプットファースト」でがんばっていると、次に何をインプットすべきかがものすごくクリアに見えてくる。普段から「もっと本を読まなきゃな...」と漠然と思っている人は多いと思うが、そのぼんやりした思いが、切実なニーズに変わる。積ん読してる本の消費も、自然と加速していく。自分の考えを文章として出せば出すほど、自分が次に何を欲しているかが分かり、そしてその吸収力も一気に増すのだ。


 3. 自分の存在が世に証明できる

 ちょっと大げさだが、でもこれは本当にその通りだ。普段、何気なく生活していると、自分の影響力は、仕事や、コミュニティで顔を知ってる人に対してのみ及ぶ。これは、裏を返せば、普段自分と関わりのない人たちにとっては、自分は存在しないのも同然なのだ

 せっかくのインターネットの世の中、インフラはすでに整っている。出版・流通を経なくとも、目の前のスマホやPCに文字さえ打ち込めば、自分の考えはいくらでも世に出すことができる。それが、普段は交わらない人たちへの自分の存在の証明となり、いくらかでも自分の影響を及ぼすことができる

 もちろん、普段からLINE、Facebook、Twitterなどなどで情報を発信している、という人は多いだろう。しかし、多くの人がやってるのは「私信」の延長レベルだ。リアルの付き合い、狭いコミュニティでの交流を、単にネットに置き変えただけだ。それらももちろんアウトプットではあるが、せっかくそこまでできているのであれば、もっともっとチャレンジした方がいいと思う。

 Twitterであれば、身の回りのことをつぶやくのみならず、パブリックに対して自分の考えを述べていくという姿勢がもっとあってもいい。また、SNSでの比較的短い文のみならず、ブログ、note、他のメディアなども駆使し、自分のまとまった考えを文章にして出していくことができれば、より一歩前に進むことができる。


 書くこと、アウトプットは大変だ。精神も体力も使う。しかし、世の多くのアウトプットは、こういう努力と共になされている。一部の天才を除いては、「書くことがありすぎて、次から次へと文章ができる」なんてことはない。みな、常に苦労し、自分の弱さと戦い、日々一生懸命書いている。そして、それで得られる対価は、その苦労を大きく上回る、人生においてとても貴重なものだ。


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