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#3. コロナ渦による計画中止と"2度目"の計画
🎈計画中止
2020年の年明けぐらいから、中国で武漢ウィルスという病気が蔓延しているとニュースが流れ出した。
パーミットを取得した2月はまだ対岸の火事であったが、その病気は4月になると世界中に蔓延しだし、コロナウィルスと呼ばれるようになる。世界的に渡航規制、入国規制が行われていき、ぼくらも日に日に肌で事態の深刻さを感じるようになっていた。
そして6月、残念ながら事態は好転せず悪化する一方……ぼくらは泣く泣くキャンセルすることを決めた。
この頃はアメリカに渡航したとしても2週間隔離されるので、明らかに日数が足りなくなってしまったためだ。
こうして計画は予想もしなかった横槍により呆気なく頓挫し、パーティは解散してしまう。
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🎈再チャレンジ
しかしどうしても諦めきれなかったぼくは、虎視眈々と再チャレンジのチャンスを狙っていた。そして2022年の春頃、コロナの状況が落ち着いてきたことから再チャレンジを決意し、2022年から2023年にわたって計画を立て直した。
今度の計画はこうだ。
・計画概要
・8月の後半に11日休みを取ってNOBOで歩く
・DAY 1
・サンフランシスコへフライト
・サンフランシスコで買い出し
・DAY 2
・Emeryvilleにバスで移動
・MercedにAmtrak(電車)で移動
・Yosemiteにバスで移動
・Mammoth Lakeにバスで移動
・DAY 3〜7
・Reds MedowもしくはAgnew Medowにバスで移動
・John Muir Trail NorthもしくはHigh Trail(PCT)から入山
・Thousand Island Lake、ドノヒューパス、Tuolumne Meadowsを経由して5日間でYosemiteに下りる
・YosemiteのBackpackers Camp Groundに一泊
・DAY 8
・逆ルートでサンフランシスコに移動
・DAY 9
・予備日
・DAY 10,11
・帰国のフライト
計画のポイントはこう。
・スルーハイクのリサプライ(補給)がだいたい5日単位であることから、スルーハイクは無理でも5日間歩く
・High Trail(PCT)ならPCTも歩けるし、標高が高く景色が良さそう
・John Muir Trail NorthならJMTが歩ける
・Thousand Island Lake に泊まる
・Yosemiteまで歩いて、ハーフドームに登る
・後半は下り基調
・Tuolumne Meadowsでリサプライ、エスケープ可能
・フライト3日間、トレイルヘッドイン、アウトで2日間、ハイク5日間、予備日1日の11日の旅
歩くルートを決めたので、次はパーミットの取得だ。なんせ一度経験済みなのでお手のものである。
そして誰かと感動を分かち合いたかったため、一緒に歩くパートナーを探した。ひとり頭に浮かんだあっこさんに声をかけてみるも、冗談だと思われてしまう。根気よくプレゼンを続けて、OKをもらえたのが2022年の年末であった。
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🎈レイバー・デーにご注意を!
ちなみに今回の計画を立てていくにあたって、ぼくらは「LONG DISTANCE HIKERS DAY 2023」というイベントに行ってきた。
そこでは歩く予定の、2023年におけるHigh Sierraの雪の状況や、トレイル上の食事に関するTIPS、ロングトレイルハイカーの体験談などを聴くことができたのだ。
そのなかで、レイバー・デー (Labor Day)という9月の第一月曜日の祝日の情報を聴けたのがとても大きな成果だった。アメリカではその日を過ぎると、バカンスを楽しんでいたひとたちが仕事や学校に戻るため交通機関が一気に少なくなるという。
ぼくらは当初9月上旬に渡米を計画していたため、危うく交通手段が少ない状況でトレイルヘッドへのアクセスを強いられるところだったのだ。道理で9月のMammoth行きのバスを調べても出てこないわけだった。
ということでトレイルヘッドへのアクセスを8月中にすべく渡米時期を8月後半に変更した、ということがあったのである。(行きだけ計画通りいけば、帰りは最悪ヒッチハイクやUberでもいいかなと思っていた)皆さんもレイバーデイには十分ご留意のうえ計画していただきたい。
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実際にヌテラは最高のご馳走だった!
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