よしい

山旅が好きで2023年にJMTセクションハイクをしてきました。その記録や、北アルプスの道直し記録などを残していきます。

よしい

山旅が好きで2023年にJMTセクションハイクをしてきました。その記録や、北アルプスの道直し記録などを残していきます。

最近の記事

#9. Hike Day 1

🎈Agnew Meadowsまで Mammoth Lake RV Parkの夜は静かでとても快適だった。まだ暗いうちに起きてテントをたたみ、パッキングをして歩き出した。まずはバス停があるVillage canyonを目指す。ただ街を歩いているだけだったが、世界がキラキラして見えたし、遠くに見える山も陽の光もとても美しかった。 途中ハイカーらしき人たちとすれ違い挨拶を交わしてたら、1人で歩いていた女性に日本人ですか?と声をかけられた。どうやらザックにぶら下げていた手拭いで

    • #8. 移動日(トレイルヘッドへのアクセス)

      さて、渡米して2日目はいよいよトレイルヘッドへアクセスするための移動日である。 あらためてざっくり説明すると、移動日〜ハイキングDAY1はこのような予定だった。 🎈San FranciscoからMercedまで 眠い目をこすりながらまだ暗いサンフランシスコの街を歩き、バスの停留所となる555ミッションSt.パブリック・オープン・スペースにたどり着いた。マックで購入した朝食を食べながらバスを待っていたが、まだ8月後半なのに半ズボン姿は寒かった。同じハイキング目的のドイツ人

      • #7. 渡米

        いよいよ渡米という当日、ぼくは仕事が定時で終わるか終わらないかの瀬戸際でバタバタしていた。 フライトはその日の22:50で、定時で終わらせて空港に向かわないとちょっとまずい。なんとか定時ちょっと過ぎに仕事を終わらせて空港に向かった。 先に到着して友人と談笑していたあっこさんと合流してやっと出国手続きを終えたら、飛行機が1時間ほど遅れていた。 サンフランシスコに着いたあとはベアキャニスター引き取り→買い出し→ホテルへチェックイン→夕食を食べながらパッキングというスケジュールだ

        • #6. JMT その他の準備

          🎈荷物預け/保険 ちなみにトレイル中にスーツケースなど要らない荷物を預ける必要がありどうするか悩んだが、荷物預かりサービスを利用することにしていくつかサービスをピックアップしておいた。以下のようなサービスがあるのだ。 海外保険は検討した結果、クレカ付帯のもので行くことにした。 🎈ベアキャニスター そしてベアキャニスター。 「食べ物や匂いのするもの」を保管するためのストレージボックスで、YosemiteやSierraなど国立公園を歩くにあたって食べ物などの適切な保管が

          #5. 交通手段と宿泊施設の確保

          パーミット取得ができたので、次は交通手段と宿泊施設の確保をするターンだ。以下、誰かの参加参考になればと記録に残しておきたいと思う。 🎈交通手段交通手段は4で記載した通りだが、あらためて具体的に記載する。 ◾️Yosemiteまで ◾️Mammoth Lakeまで ◾️Agnew Medowsまで Village Canyonまで、Mammothの街を歩く。

          #5. 交通手段と宿泊施設の確保

          #4. JMT パーミットの取得

          さて、パーミットを取得すべく、前回と同じくトレイルヘッドにアクセスする半年前の日本時間 17:00に待機することを決めた。 当日あっこさんは旅行中で、タイミングによりできそうなら手伝う段取りに。 パーミット取得の手順は以下。 🎈パーミット申請詳細手順準備 取得の流れ これらの手順は、適当なパーミットで支払い直前まで実際にやってみると理解できるので試して欲しい。 🎈販売開始時間当日は、2人とも準備をして17:00に待機するも、John Muir T

          #4. JMT パーミットの取得

          #3. コロナ渦による計画中止と"2度目"の計画

          🎈計画中止 2020年の年明けぐらいから、中国で武漢ウィルスという病気が蔓延しているとニュースが流れ出した。 パーミットを取得した2月はまだ対岸の火事であったが、その病気は4月になると世界中に蔓延しだし、コロナウィルスと呼ばれるようになる。世界的に渡航規制、入国規制が行われていき、ぼくらも日に日に肌で事態の深刻さを感じるようになっていた。 そして6月、残念ながら事態は好転せず悪化する一方……ぼくらは泣く泣くキャンセルすることを決めた。 この頃はアメリカに渡航したとしても

          #3. コロナ渦による計画中止と"2度目"の計画

          #2. "最初の"情報収集、計画、準備

          🎈情報収集 まずJMTに行くことを決めてから、WEBで情報を集め始めたが、いまいちよくわからない。 ハイカーズデポというアウトドアショップに行くとわからないことを教えてもらえるらしいという情報を掴んだので、東京/三鷹にあるハイカーズデポに行ってまず何をすれば良いか聞いてみた。 すると、「パーミットを取ればあとは行くだけだよ。パーミットを取るのが一番大変。」と教えてくれた。そして目当てのひとつだったJMTプランニングガイドという本をゲット。後日AmazonでNationa

          #2. "最初の"情報収集、計画、準備

          #1. JMTを歩く理由

          まずはぼくがなぜJMTを歩くことになったかを記する。計画や実行とは関係ないものなので、読み飛ばして大丈夫。 ということで本題。 ──あまり明瞭な記憶はないが、ことの起こりは2018年ごろ、なんらかのメディアでJMTの存在を知ったのだと思う。それが実際にJMTを歩くことになった理由はおもにみっつある。 ひとつめは、同時期にTommy Coreyというカメラマンの、写真のなかの風景や人たちにひどく憧れた。それがJMTやPCTでの写真であったことから、ロングトレイルへの憧れが

          #1. JMTを歩く理由

          #0. JMT(ジョンミューアトレイル )/セクションハイクとは

          ジョンミューアトレイル 、通称JMTは、アメリカ、カルフォルニアに位置する、かの有名なクライマーの聖地Yosemiteから、Mt.Whitneyまで南北に340キロも続くロングトレイルだ。踏破するためには3〜4週間かかる。南下することをサウスバウンド(SOBO)、北上することをノースバウンド(NOBO)と言う。 日本だと登山=ピークハントして降りてくるという認識が強いけれど、アメリカでは自然の中で過ごすことを目的としていてピークハントはその手段の一つに過ぎない。ロングトレイ

          #0. JMT(ジョンミューアトレイル )/セクションハイクとは

          JMT”Section Hike”の歩き方

          2023年の夏、ぼくはJMTのセクションハイクをした。 ルートはAgnew Medowsのトレイルヘッドから入り、Thousand Island Lake、Tuolumne Meadowsを経由してYosemite VillageをゴールとするNorth boundと言われているもので、5日間かけて約87キロほどを歩いた。 旅のパートナーは、自由奔放で誰とでも仲良くなれるあっこさん。2021年ぐらいから一緒に山に行くようになり、雲ノ平や高天ヶ原温泉といった北アルプスや八ヶ

          JMT”Section Hike”の歩き方