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JMT”Section Hike”の歩き方

2023年の夏、ぼくはJMTのセクションハイクをした。

ルートはAgnew Medowsのトレイルヘッドから入り、Thousand Island Lake、Tuolumne Meadowsを経由してYosemite VillageをゴールとするNorth boundと言われているもので、5日間かけて約87キロほどを歩いた。

旅のパートナーは、自由奔放で誰とでも仲良くなれるあっこさん。2021年ぐらいから一緒に山に行くようになり、雲ノ平や高天ヶ原温泉といった北アルプスや八ヶ岳、東北の山々などたくさんの冒険を共にした。最近は世界を股にかけてトレイルやハイキングを楽しんでいる。
ハイキングにおいて早く歩くことに重きを置かなかったり、ULにしたいというより自分の好きなものを身につけたいとか考え方や、山頂を目指すのも楽しいけれど旅がしたいよねーみたいな志向がわりと一致していた。だからお互い初めての海外トレイルを一緒に歩いたら楽しいだろうなと思い誘ったのだ。

JMTを歩くのは、山の経験や知識が必要になるため万人に勧められるものではないけれど、間違いなく言えるのはどんなに期待していてもその想像を軽く超えてくるということだ。

標高3,000m付近にある、Thousand Island Lake

もしある程度山の経験と、ロングトレイルやJMT、PCTへの憧れがあるのならば、一歩踏み出してみることをお勧めする。仕事を辞めなくとも「セクションハイク」というやり方次第で憧れを実現することができるし、ロングトレイルカルチャーはもともと自由なもので、特別な一部の人達だけのものではないとぼくは思う。だからあえてお伝えしたい。

「誰でも一歩踏み出せばできます!」

ここではその一助となるべく、海外旅行経験に乏しいぼくが、いかにしてJMT「セクションハイク」を計画、準備、そして実行していったかを記していく。どうか読んでいるあなたの憧れが現実のものとなりますように。

※JMT=John Muir Trail, PCT=Pacific Crest Trail

5日間歩いたあとに、Yosemiteで


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