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#1. JMTを歩く理由
まずはぼくがなぜJMTを歩くことになったかを記する。計画や実行とは関係ないものなので、読み飛ばして大丈夫。
ということで本題。
──あまり明瞭な記憶はないが、ことの起こりは2018年ごろ、なんらかのメディアでJMTの存在を知ったのだと思う。それが実際にJMTを歩くことになった理由はおもにみっつある。
ひとつめは、同時期にTommy Coreyというカメラマンの、写真のなかの風景や人たちにひどく憧れた。それがJMTやPCTでの写真であったことから、ロングトレイルへの憧れが募っていったこと。
ふたつめは、ロングトレイルカルチャーを知って、本質はとても自由なものなんじゃないかと思ったこと。特別な誰かのものじゃなくて、パンクロックみたいに自分でもやればできるんじゃないかなってのをやってみたかった。そのためにどうすれば出来るのかな? というのを考えた結果がセクションハイクだったのだ。
主観だけど、2024年の今でこそロングトレイルのスルーハイカーがたくさんいるものの、2018年当時は本当に一部の人しかチャレンジしていない、雲の上の対象だった。それがなんか本質とは違うんじゃないかなーと思ったのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1705225033759-SG5u8ua8Nc.jpg?width=800)
写真は馬やロバを使い荷物を運ぶハイカーたち。
みっつめは、Matt Pond PAというバンドの、Still Summer というアルバムジャケットのようなことがやりたかった。(ジャケットに、川に飛び込む半裸の少年たちが写っている)
これらの理由が積み重なりやってみようと決めたぼくは、まずどんな旅にするかを漠然と決めて2018〜2019年を通して山友を誘ってみた。決めた内容は「夏休みに行くので、セクションハイクにする」のみ。
断られるだろうと思い誘っていたら、意外とみんな快くオッケーしてくれて気づいたら5人パーティになっていた。
実はぼくは海外経験が乏しく、今まで行った外国は台湾2回、チェコへ1回だけ。英語力もゼロなためものすごくハードルが高いチャレンジだった。そんななか、海外経験豊富なメンバーがとっても心強かった。
そしてこのとき、メンバー集めと並行して情報を集め、計画を立て始めていた。
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