仕事において"頑張る"こと
※会社で書いている週報から、反響のあったコンテンツを外部向けにリライトします。
新卒のメンバーが配属されて久しいのですが、彼ら彼女らの日報を見ていると自分の新卒時代を思い出します。
僕はある日の日報で、「〇〇を頑張ります」という言葉を使ったことがあります。翌日OJTから指摘を受けました。「仕事はやるものであって、頑張るものじゃないぞ」と。だから頑張るという言葉は今後使うなというのです。
当時はぼんやりとしていましたが、言葉の真意がようやく、分かるようになってきた気がします。
<仕事≠頑張る>
仕事とは課題解決であり、課題解決が価値を生むのはプロセスではなく結果です。私たちの仕事を評価するのは「他人」であり、そこでの自意識は無関係です。(まあ自意識をないがしろにすると仕事は続かいないので難しいですが)
■仕事
①結果として生み出したもの
②それが相手の基準で価値だったか(期待以上か)
対して、「頑張る」という概念は、努力し押し通す。プロセスのことを表現しているのであり、結果の前段です。さらに基準が自分にあり、自分がどう思うかです。
■頑張る
①プロセスがどうだったか
②自意識のなかでどれほど価値が高いか
こうしてみると、「頑張ること」と「仕事」が持ち合わせて
いる要素は、まったく相いれないものであるとわかります。
<でも仕事は頑張り時の連続>
社会において自分の価値を決めるのは相手ですし、自分の論理だけで飯は食えないのかもしれません。
相手の価値をとらえることは難しいことですし、もっと言うと自分の意志と相手からの価値を重ねることは容易なことではないと思います。
若手が多い弊社オプトもそうですし、こうした現実に悩む人がたくさんいるのではないでしょうか。
自分の頑張りに陶酔しても仕方がないのですが、活躍する社会人というのは、隠しているわけではないですが見えないところでたくさんの「頑張り」をしていると思います。
頑張りなくして結果が生まれることはありますが、頑張りのない結果に、自他ともに認める価値はありません。
そんな本質を理解しながら、たくさん頑張ればいいと思うのです。挑戦すればするほど、仕事は頑張り時の連続だと思うこの頃です。
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