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若手社員が陥りがちな2つの間違った努力

社会人になって3年たったくらいからでしょうか。努力の方向性や方法を間違えている人が、意外と多いということに気づき始めました。そしてその感覚は社会人の後輩を見る中で、徐々に強くなっていきました。

自分のことは棚に上げつつ、自戒を込めて感じたことを整理してみようと思います。

努力の方向を間違えた「学生時代の苦い経験」

そのように感じるのは、私自身がかなり不器用で、努力の方向を度々間違えてきたからかもしれません。特に大学受験での学びは、あまり思い出したくもない経験になっています。

高校2年生が始まるまで、あまり大学受験というものを意識して勉強をしていませんでした。その結果として、好きな科目は成績が良いが、嫌いな科目は成績が振るわないというサイクルに陥っていました。結果として、国語、数学、英語という受験の主要科目であったにも関わらず、そこから目を背け続けていました。

高校2年生の春、大学受験を意識し始めたころにとある国公立大学を受験しようとぼんやり思うようになりました。ゴールを把握して気が付いたのですが、上記主要3科目の点数比率が、7科目全体の82%(センター試験+二次試験の比率)を占めていることに気が付いたのでした。

事業における間違った努力

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会社には戦略があると思います。それをさらに細分化すると、事業戦略に落とされ、機能別の戦略(営業戦略、マーケティング戦略、オペレーション戦略など)に落とし込まれていきます。

特に戦略が大きく変わる(3か年計画の変わり目とか)タイミングでは、従来の戦略との乖離が大きくなる場合があるので、自らの行動が正しいのかどうかを振り返る必要があります。

いままでよいとされていたことが、よくない行動になってしまうことが往々にしてあります。例えば、顧客カスタマイズから、企業統治と型化を効かせるという戦略をとった場合、対顧客における最適な価値提供は戦略と乖離している行動ということになります。

現場の仕事を見ていたり、いろんな人の話を聞いていると、数百人、数百億単位の事業戦略と、現場数十人単位の機能戦略が乖離していることが多かったように思います。そこを軌道修正して、会社の論理と現場の仕事をかみ合わせるのが管理職の仕事だったりするのですが、ここが機能しないと間違った努力が増えます。

評価における間違った努力

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評価についても、会社に対して認めさせたい若手社員を中心に、間違った認識の中で、間違った努力をしている方は多いと思います。

組織によって、完全成果報酬な給与形態の会社もあるとは思いますが、多くの会社では給与における能力評価の比率が高いです。

表向きの賞与は業績や成績と連動していると思いますが、若手社員における今後50年近い社会人生活を考えたときに、早急に基本給を上げて、年収を上げておくことで、50年分で見たときに総年収は大きくなります。

そしてこの能力評価というのは、評価者の好き嫌いで決まる割合も一定あるので、うまく社内営業というか、評価者営業をする必要があります。

同様のことが、女性管理職が少ない問題でも起きていると思います。なんでもジェンダーの話にするのはよくないのですが、男性のほうが比較的古風でイケイケな働き方を好むこともあり、いつまでも男性上長が男性の部下をかわいがるという構図が変わっていないのだと思います。

(本件には様々な要因があると思うので、あくまで一要素ですが…)

まとめ

会社の戦略なんて関係ないとか、成果を出していれば評価されるなどと思っている若手社員の方々は、ぜひこのあたりの視点も参考にいただきつつ、仕事の進め方を考えてみてはいかがでしょうか!?

私もまだまだ若手ですので、(あまり上記のことが当てはまらないスタートアップではありますが)仕事に対するスタンス高めつつ、頑張っていければと思います!

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