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SNS×メディア活用 ~発信時代に活きる技とは何か?~ 第3回

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企業だけでなく、個人が様々な情報を発信することができるようになり、益々情報が増えていく昨今。
自分達の情報を伝えるために、企業・個人の発信手段は日々多様になってきています。
今回は、書籍「SNS×メディアPR100の法則 」の出版を記念して、著者である笹木郁乃氏をお招きし、SNSや様々なメディアを活用する技や、書籍に込めた想いなどをお話いただきました。

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SNSではコミュニケーションをとる

笹木:編集者さんがつぶやいてるのに対して、反応してもらうってやっぱ編集者さんも人間だから、感想をいただくとか反応してもらうって結構うれしいですよね。だから、そういうふうに割と自分がフォロワーとして編集者さんにコメントを3回とか4回とかした後にDMを送ると、あ、いつもコメントをしてしただいている方ですね、みたいな形で、恋愛と一緒じゃないですけど、突然っていうよりは。そういうのもSNSってコミュニケーションとりやすいですからね。

加藤:そうですね。今、本当に郁乃さんのSNS手法みたいなのがちらっと出てきたんですけど、それは詳しくは『100の法則』にしっかり書いてありますので、そこはちょっと本の中でお楽しみいただければなと思っています。
あっという間に時間が来てしまいまして、もしあれだったらご質問もいろいろいただいてるので、そちらに答えていただくのもいいかなと思うんですけども。

司会:そうですね、事前にいくつかご質問をいただいているんですが、その中でも「サービス精神が旺盛だったり、著者さんの人柄に・・・」「担当者さんから見て、ここをピンと来た、特にここを読んで、を聞いてみたいです」というのがありますが、今、書籍の宣伝を(笑)、ちょっと加藤さんからいただいたばっかで。

加藤:いえいえ。じゃあ、郁乃さんが考える大事な項目ベスト3までいくとちょっと長いですかね。ベスト1難しいですか。ナンバーワンか。

イチオシのメソッド

笹木:これの、本のここめっちゃ、一押しメソッドよっていうところですね。それでいうと、81の項目でページ数で言うと、186ページ目ですね。

プレスリリースの作り方です。ここは、普通の一般的な本でのプレスリリースの作り方と、私がお伝えするプレスリリースの作り方って結構、違うんですよね。私自身は結構、中小企業さんとか、無名の会社の売り上げを上げる支援をさせていただいてて、大企業と同じようなプレスリリースだったら勝てないです。

どういうプレスリリースだったら記者の目に止まりやすいかっていうところを試行錯誤した結果が今、この186ページ187ページ目のプレスリリースなんですね。これをここに載せてるっていうのはすごく大きなことですね。なので、ぜひこのメソッド。普通のプレスリリースって今、例えばApple社がiPhoneの次のバージョンをこういう仕様でこういう金額で発売しました、以上、って形で淡々とっていうのが通常のプレスリリースなんですけど、

私が無名の会社とかでもお伝えしたいプレスリリースっていうのは、大きく違うのが、社会の現状、社会の問題点を書いてくださいと。今、自分が子育てセミナーやるんだったら、今、子育ての現状、こういう問題がありますよねと。これを解決するのが私のこのセミナーです、みたいな形で、社会の問題を解決したいから、ぜひメディアの力でこの社会問題を解決するために広げてほしいっていう、そういう持っていき方なんですね。

加藤:なるほど。

笹木:あと、もう1つがストーリーを書くっていうところ。プレスリリースの中にですね。なので、一押しはこの186ページですね。

加藤:プレスリリースの書き方、結構、Amazonのレビューにもあったんですけど、この本読んでそのまま書けますっていうのが非常に具体的で実践的だなっていうのはありますよね。

笹木:これでね、メディアに出れちゃうよっていうメソッドなので、ぜひ試してほしいですね。

ブランドを作り上げるポイント

加藤:確かに、すごいですよね。

「ブランドをより短期間で、ローコストでつくり上げるポイントっていうのはなんですか?」

っていう質問をいただいてますね。

笹木:なるほど。正直、短期間って難しいですよね。ブランドで信頼をつくる活動だから、明日一気に信頼、日本中から勝ち得るって難しいから、まず長期戦っていう、私はちょっとうそをつきたくないから、長期戦にはなると思います。

加藤:なるほど。

笹木:だから、一番やり方として効率いいんじゃないかって思ってるのは、プレスリリースじゃなくて、自己紹介資料

私が、エアウィーヴとバーミキュラのときにすごくたくさんのメディアで紹介されてブランド力がすごく付いたんですけど、そのとき何が一番効果があったかなって思うと、イベントだったり商品のプレスリリースじゃなくて、最初にお伝えしたPR設計、あれをパワーポイントにまとめて、あのブランド自体の良さを根気よくメディアに伝えるんですよ。プレゼンして。

加藤:なるほど。

笹木:それで、知ってましたか? と。もうバーミキュラもう3年目に発売されたものですけど、実は、こんな特徴がまだ知られてないんですけど、こういうところがあるんですと。こういう特徴があってさらに実績は今こんな実績もあるんですと。なんでこれを作ったかというと、こういうストーリーがあって、お鍋ってちょっとずつ広がってて、新商品とか言うとしたら、ちょろっとですね。

で、そうすることで、メディアに、新商品ちょろっとを紹介してほしいんでもないし、イベントちょろっと紹介されてもほしくないんですね。それってブランドはできないから。PR設計全部をメディアに紹介してほしいんですよね。

なので、メディアの方、例えば加藤さんだったら、編集者の加藤さんに、いや、バーミキュラってこんなにすごいんですよ、こんなPR設計でこんなストーリーでっていうのを感動してもらって、わあ、そうなんだと、新商品にニューカラー出るって言ってたから、ニューカラーだけさらっと紹介しようと思ってたけど、これだけでは足りんと。3ページにわたってバーミキュラの特集をしたいって上司に掛け合いますぐらいな感じで、バーミキュラ特集3ページとかで、ちゃんとブランドのことを伝えてもらうんですよね。

ブランドの素晴らしさをちゃんと伝えてもらうメディアを1つずつ、1つずつ増やしていくっていうのが、一番有名になっていくなと思います。それが私が、エアウィーヴのときは本業でエアウィーヴの広報としてやって3年ぐらいはかかってるし、そのエアウィーヴの経験を経た私がバーミキュラに行って、丸1年かかってるし、だから結構、時間はかかると思いますね。

PRしない選択肢はない

加藤:逆に言うと、1年でつくり上げることは可能っていうことですよね?

笹木:ただ、そのブランド、私が幸運だったことは、バーミキュラもエアウィーヴも素晴らしい商品だったんです。特徴もあって、ストーリーもあって。やっぱり、素晴らしい商品を素晴らしいPRをして、ある程度、実績があるとかっていうちょっと要素は必要かなとは思いますけど、でも、PRしないっていう選択肢は絶対ないですよね。

プレスリリースは取材がきっかけをつくるもので、もちろん掲載の実績にもなるし、売れるんですけど、私だったらプレスリリースを出して、じゃあ取材の連絡来ましたと。じゃあ、一度取材前にお話ししましょうって言って、そこで自己紹介資料のパワポを準備して、がんがんブランドのPRをして、イベントの紹介だけしようと思ってたけど、うん、これじゃあ収まらんっていうふうに頑張りますね(笑)。

人と関わる大切さ

加藤:さすがですね。今ね、SNSとか空中戦も増えてきましたけど、郁乃さんは結構、会いに行くっていうのも大切にされてますよね。

笹木:そうですね。でも、これPR塾でいろんな方にお伝えしてて、すごく思うんですけど、人によって強みがあるなと思っていて、お手紙を書いてアプローチするほうが掲載確率とか上がるって人もいるし、電話の人もいれば、直接会う、もしくはZoomっていうのがいい人もいて、なので、それは自分の特性に合わせていいと思います。

私は結構、会ったほうがより魅力が伝わるなっていう経験があるので、会うのが自分の勝ちパターンだと思ってますね。

加藤:私は結構、対面緊張してしまうタイプなので、お手紙とかそういうメールとかでもいい、電話とかでもいいっていうのすごい励みになりますね。

笹木:そうなんです、そうなんです。だから、加藤さんみたいなタイプは編集者で文章もすごく上手だと思いますし、逆にお手紙をすごく濃厚に2ページとかぐらいで付けて出すとか、そういう形でも全然いいと思いますね。

加藤:確かに人によって、やり方っていうのはあるんでしょうけど、まずは一歩動き出してみないことには変わらないってことなんですよね。

あっという間にお時間が来たんですけれども、最後に何か、ぜひという、皆さんに今日来てくださった方にお伝えしたいことありますか?

『いくら素晴らしいものを作っても、伝えなければ、ないのと同じ』

笹木:そうですね。Appleのスティーブ・ジョブズさんも言ってるように、こちらにも書いてましたっけ、『いくら素晴らしいものを作っても、伝えなければ、ないのと同じ』って思っていて、しかもSNSもメディアPRもお金がかからないものですので、絶対やったほうがいいと思ってます。

使うのは自分の時間と、動き出すっていうエネルギーだけなんですけど、それが動きやすいようにここで『100の法則』で具体的に書いてますので、ぜひ皆さんのビジネスの発展のために、とか、誰かをサポートするためにぜひちょっと、この本を活用していただけたらすごくうれしいです。頑張ってください。

加藤:ありがとうございます。

司会:ありがとうございます。私も、もうずっと聞いていて、ためになるお話ばかりで、明日から実践できるようなお話をお聞きできて、とても楽しかったです。ありがとうございました(完)

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