リモートで仕事をするために工夫したこと
明けましておめでとうございます。
今回は前回の続きです。
前回の記事↓
リモートワークにて、システム再構築PJを一通り対応した際に意識的に実施してきたことを下記に記載していきます
1.相手を知る&自分を知ってもらう
リモートでもリアルでも相手のことがわかっていないと意図した方向に進まないと思います
リモートでは、リアルに比べ受動的に得られる情報量が少ないことから、能動的に下記のような相手の情報を取りに行く必要があります
攻めタイプか守りタイプか
自分で進めるか周りを巻き込むタイプか
即決タイプか熟考タイプか
業務経歴、スキルはどうか
同様に、自身のことも、自分が進めていく上で有利になるような情報を能動的に開示します
時には、自身のタイプをどのように受け止めているか確認し、認識を合わせるとより良いコミュニケーションが取れるようになります
このようなことを顧客、社内メンバー、ベンダーに対して、プロジェクトの初めに実施することにより、スムーズに要件定義を進めることができたと思っています
2.コミュニケーションルール決め
お互いのことがわかったら、次はコミュニケーションルール決めです。
ツールとしては、社内ソフトの都合上、下記を利用しました
・Microsoft Teams
チャンネルトーク:通常の報連相
チャットトーク:個別の込み入った相談や情報開示が限定される話
ビデオ会議:全ての会議
・Redmine ・・・ ベンダー間での課題・タスク管理
その他、メール・電話もツールとしてはあるものの、コミュニケーションは原則、Teamsに限定したことにより、情報の一元管理ができたと思っています
3.戦略的に相手を動かす
ここからが実際の運用で意識したことです
能動的に得られる情報が限られていることから、相手にどうしてもらいたいのか?を明示的に示す必要があるのですが、ただ一方的に示しただけでは、ニュアンスが伝わらなかったりすることがあります
また、全てを指示してしまうと言われたことをやるだけで、今後の成長にもつながりません
このため、裁量権は相手に任せるものの、こちらの意図的に相手が動くように道筋は示す必要があります
この道筋を考える際には、どちらに転んでもいいように戦略を考えた上で、
必要な情報を提示し、作業指示を行います
この際に下記を意識しました
目的は何か
決まっていない部分(決めてほしい部分)はどこか
リスクはどこにあるのか
前提・後続タスクは何か
どの程度重要な決め事になるのか
あとは、一旦の期限設定(リスクを踏まえて、本当の期限の2〜3日を設定)を行なって、進めてもらう形です
4.ポリシーを決めてプロジェクト内に共有
一番大事なことはポリシーを決めて、それに則り、プロジェクトが自走するようにすることです
ポリシーを決めるのは、PM/PLの一番大事なタスクだとも思っていますが、KPIのような定性・定量目標とは別に、
どうしたいのか(=ポリシー)を定義します
今回はこのようなポリシーを定義していました
感染症対策として、リモートで対応を行う
メンバーが欠けること前提で情報を残すことを徹底する
信頼ベースで裁量権を託す代わりに情報共有は積極的に行う
大事な決め事は、PM/PLに一任する(基本トップダウンで決める)
ポリシー自体は仕事や内部・外部環境に合わせて設定すれば良いと思いますが、最初に決めた方がグダグダにならずに済むのかと思います
5.結論
リモートで一番大切なことは、下記かと考えています
情報が限られている前提で考えること
信頼ベースで裁量権を各メンバーに託すこと
ポリシーを明示し、それに則り皆が進められる状況とすること
ここまでが、自身がリモートでプロジェクトを進めるにあたって意識したことの大事なことの一部となります
次回は、リモートとリアルでの本当の意味での違いを記載したいと思います
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