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美術館巡り

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記事一覧

大塚国際美術館 - 2024.03

2017年以来、実に7年ぶりの大塚国際美術館。 あのときは職場の同僚に、”陶板に焼き付けた複製画ばかりを収蔵した、とても面白い美術館があるよ”と、紹介されて出かけた。 絵はそれほど詳しくなかったけど(今でもそう)、「あっ、これ、どこかで観たことあるやつ!」と、はしゃぎながら楽しんだ覚えがある。 この美術館の目玉の、システィーナ礼拝堂の複製など、その壮大さに「凄い!」と感動したものの、そもそもオリジナルがどこにあるかさえ理解していなかった。展示されている名画についてもだい

モネ 連作の情景@中之島美術館

先週のフェルメール映画に続いて、今週はモネ展。 格安の2月限定前売り券(2,000円)を持って、嫁さんと中之島美術館へ。 朝一番で入ればゆっくり見られるのではという予想は見事に裏切られ、開館前に到着したのにすでに長蛇の列。みなさん本当にモネがお好きですねぇ。 大阪展 2024.02.10(土) - 05.06(月) 大阪中之島美術館 睡蓮のイメージが強い、モネ。 今回の展示では、個人的に「じゃない方のモネ」を発見した感じ。 うーん、なかなかいい。 同時期に描かれた作

フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-

2024年2月から全国で順次公開が始まった、『フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-』。 オランダのアムステルダム国立美術館で昨年2月から期間限定で開催された史上最大のフェルメール展を、専門家による解説付きで追体験できるフィルムです。 この作品は、会場となるアムステルダム国立美術館の風景から始まります。 日本へ帰国する直前の週末、胸をドキドキさせながらここに並んだことを昨日の事のように思い出します。 私の記憶が正し

ガウディとサグラダ・ファミリア展@佐川美術館

秋晴れの土曜日、琵琶湖岸にある佐川美術館で『ガウディとサグラダ・ファミリア展』を、嫁さんとふたりで観てきました。 今年2月に本物のサグラダファミリアを見てきたばかりなので、「あっ、コレコレ!」と記憶が蘇ってきます。懐かしいなぁ。 展示内容サグラダファミリアをはじめ、ガウディが手がけた作品(!)の説明はもちろんですが、むしろガウディの人となりとその魅力を追ったような展示だったと感じました。 市井の貧しい人々のための教会をということで、彼の功績と比べてあまりにも低い給金で、

エッシャー/不思議のヒミツ展@佐川美術館

急に気温が下がった日曜日、嫁さんと『エッシャー/不思議のヒミツ展』を観てきました。 とても良かった、、、時間が足りなかった! 館内の様子エッシャーの不思議な世界は、デン・ハーグのエッシャー美術館に行ったとき以来のお気に入り。むしろこちらの特別展のほうがゆったりしていて、更にテーマがきちんと整理されていて、とてもいい感じ。 佐川美術館、やるやん。 体験コーナーいろんな面白い体験コーナーがありました。 エッシャーの不思議な世界を体験できるようになっています。 そのうちのほ

忙中閑あり。 訳あって急遽帰省してバタバタしたものの、待ち時間も発生する訳で、、、九州国博の東洋陶磁器展に行ってきました。 大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の油滴天目(国宝)と、九州国博の油滴天目(重文)が並んでました。実物大模型での仮想体験も出来、至福のひとときでした。 やれやれ

今森光彦『里山 水の匂いのするところ』展

滋賀県立美術館で2023.7.8に公開された、今森光彦さんの写真展。 人間と自然が共生する里山の、息を呑むような美しい風景の数々。 幻想的で欧州絵画のような雰囲気と、生き生きとした里人の営み。 写真展と同時開催されている、今森さんの切り絵の展示もお見逃しなく。 切り絵作家としての才能も遺憾無く発揮されています。 開催は2023.9.18まで。お見逃しなく。 館内は写真撮影OKというのを現地に行って初めて知った。 しまった、カメラを持っていけばよかった! 手持ちのiP

アムステルダム国立美術館で、期間限定の肖像画展を見てきました。(https://www.rijksmuseum.nl/en/whats-on/exhibitions/remember-me) 朝9時の開門と同時に入場し、一番人気のレンブラントの「夜警」やフェルメールの「ミルクを注ぐ女」を独り占め。その後、肖像画展を堪能してきました。最高に贅沢な時間でした。

アムステルダム国立美術館・フェルメール特別展(2023.02.11) 今年6月までの期間限定で、フランス・ドイツ・アイルランド・日本・英国・米国・そしてオランダ国内各地から集めたフェルメールの名画を一堂に展示。話題のキューピッドの絵も!至福の時間でした。これで思い残すことは、、。

パリ散歩 - 2022.08 (その3)

パリ3日目、最終日です。 今日はオルセー美術館を観た後、帰路に着きます。 昨日の疲れが残っている上に寝不足ですが、ラストスパート。 少々、足を引きずり気味です。日頃の運動不足が悔やまれます(苦笑 ノートルダム寺院ホテルで朝食を済ませ、チェックアウトしてカバンを車に放り込む。 身軽になって、セーヌ川のほとりに立つ。 「ここからの景色も見納めかぁ」 ふと、気になっていた工事中の教会が目に入る。 これからオルセー美術館まで1.8km歩く予定だから、あまり余計なことはしたくない

パリ散歩 - 2022.08 (その2)

パリ2日目です。いよいよ待ちに待ったルーブル美術館! でも、予約は12時半からなので、午前中はフリー。 体力を温存して、ルーブルでの長期戦に備えます。 朝の散歩ホテルで朝食をいただいた後、セーヌ川沿いに散歩します。 ルーブル美術館までの道のりは確認済なので、今回は最終日朝に予定しているオルセー美術館の下見も兼ねてます。 Institut de France ポンデザール橋 オルセー美術館 リュクサンブール公園 いざ、ルーブル美術館へ朝の散歩からホテルに帰って一休み

パリ散歩 - 2022.08 (その1)

還暦直前にして、人生初のパリ散歩です。 ちょっとテンションが高めです。 そうだ、パリへ行こう!当初は、嫁さんと娘夫婦の4人で旅行するつもりで、日本からのチケットやホテル、アムステルダム - パリ往復のTGVまで手配していたのですが、予期せぬ事態が重なり、泣く泣く全てキャンセルしなくてはならなくなってしまいました。 もう何もする気が起きなくなって、せっかく仕事を調整して確保したバケーションもノープランで、、、となりそうだったのですが、、、 バケーション初日(土曜日)の朝

アムステルダム国立美術館 (2022.08.07)

日本の漆器展が開催されていましたので、覗いてきました。 レンブラントの『夜警』に動きあり?! お近くの方は必見ですぞ! MODERN JAPANS LAK カメラを構えた白人のおっちゃんに、「現物を見るのと、撮った写真を見たのとでは色が変わっちゃうんだ。何故だと思う?助けてくれないかな」と言われて、しばらく二人で「あーでもないこーでもない」と試したけど、結局解決できず。光の当たり具合で色が異なって見えるこの繊細さこそが、漆器の醍醐味なのかも。 De Nachtwacht

HEINEKEN Museum / ハイネケンミュージアム

夏だ!ビールだ!そうだ、ハイネケンミュージアムへ行こう! エントランス 歴代のボトル 歴代のラベル ビール醸造所 展示の内容 館内は、ハイネケン社の歴史、創業者一族、ビールの材料や醸造方法といった、ややお堅い内容のものだけでなく、全員参加のオランダ式の乾杯の仕方の実習といった、今日から使えるとても実用的なものもあります(笑 この他、ハイネケン社が提供してきたスポーツイベント(サッカーやラグビー)の体験コーナー、ゲームやプリクラ等々がたくさん用意されていて、飽きる