「風に乗せて」

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振り向く度、揺れる前髪。
胸の鼓動と重なった。

怪訝な顔も、不機嫌な声も、
春の香りがいたずらするから、
ほんのり甘い桜色。
青く濁った世界にこぼして、
空と地面を繋げたい。

さあ、風よ。届けておくれ。
桜の花びら、あなたのもとへ。

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