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京大100人論文を見学して参りました。

こんにちは😊日本リベラルアーツ協会は積極的に外部のイベントや、催しに参加してより良い今後の活動のヒントを得たり、他の団体さんと交流しております。

今回は、東京・丸の内で開催された京大100人論文イベントに参加した際の報告を致します。

100人論文についてはこちらをご覧ください。

教授、准教授、助教などの研究者から博士課程の学生区別なく、自身の研究の根本となるような問いを投げて、参加者同士でコメントを付箋にして貼り合うことで問や関心が広がり異分野の交流や職位を問わない(意識しない)コミュニケーションができる仕組みになっています。

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このような問いが67問あるため、とても知的好奇心が刺激されます😆(オンラインでも同時開催してたようですね)
いくつかの問いを抜粋致します。

・道具と化す「倫理」、エシカルの現在地
・論文という「営み」から研究者の在り様をみつめる
・わたしという存在は星屑であり自然の一片である、を感じるプロデュース
・健康は化粧から!
・訳が「ととのう」ことからはじまるユニバーサルな古典文学をめざして
・子連れワークは、親・子・職場・社会にポジティブな影響を与えるか
・ICTで海外の人が日本文化を学習
・「ふるさと」は、存在するのか?
・製品の構想設計段階に於ける材料に関するリスクアセスメント手法
・<生涯かけて追いかけたいテーマを決めることができない>というテーマについて
・声なき声・内的発話の仕組みと成り立ち
・なぜ、楽しい時に鼻歌(ハミング)したくなるのだろうか。
・方言から世界へ ―方言が私たちにもたらす大きな可能性―
・失くしたしっぽを生やしたら…?:もう一度生やしてみて考えたい

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↑リベラルアーツっぽい問いですね!

また、パネリストによるトークセッションも行われました。日本リベラルアーツ協会が参加した際は

地域からの便り ー地域x学問で何ができる?ー

というテーマでした。地域創生というワードはよく聞くキーワードですが

本当の地域創生とは何か?全ての地域が活性化できるのか?誰が地域創生を望んでいるのか?廃れる地域があって何が悪いのか?

という問題提起から始まりました。そして、ビジネスサイドのパネリストもこれに対して

・地域創生と叫んでも、受ける側に土壌がないと浮いてしまう
・地域によってもキャラがある。出入りが盛んな地域、閉鎖的な地域。
・外から入ることは必ずしもうまくいかない。

ことが指摘され、学問の持つそもそも論を問うことができることや見方を変える必要性について論じられました。例えば

・自分の村だけ良くても幸せなのか?
・GDPはあくまでゼロサムの指標でしかないこと
・イノベーション「ごっこ」になってはいけない
・そもそも何のために働いてるの?

という視座、視点が提供されました。
また、62の100人論文の問いも実際に取り込みながら話が進んでいて、そもそも論を問うことの重要さやアカデミックの力についてわかるような形になりました。

やはり、大切なのは
街の本質を考え抜いて、アーキテクトをする力や俯瞰的に見ることができる人がいるか?
という点でした。

京大学際融合センターのレポートもぜひご覧ください。

日本リベラルアーツ協会もいつかこの規模のイベントを開催できるように頑張ります💪

場所もとても素敵でした😆

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