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”考える”ということ

カフェ時間を大切にするマーケッターです。
突然ですが、皆さんは”マーケティング”ってなんだと思いますか?
ネットで検索すれば、それなりの定義はわかったように思えるのですが、
様々な専門用語が飛び交い、流行りの理論が紹介されたりと、どこか捉えづらくフワッとしたイメージをお持ちではないでしょうか?

そこで今回と次回の2回にわたって、我々、ジャパンライフデザインシステムズ(略称:JLDS)のマーケティングプランナーが日々行なっている業務紹介を通じてマーケティング理解を図ってみたいと思います。
※弊社をご紹介するこちらの記事「“Creative Strategy”の約束」とは違った観点で紹介できればと思います。こちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。

JLDSのマーケティングサイクル

我々の仕事は「考えること」です。「なぜ?」「本当にそうだろうか?」「要するに?」「目的は何?」といった言葉が常に自身の中で、仲間との会話で飛び交い、考え方をとても大切にしています。

思考はある時は楽しく、ある時は見えない出口にもがき苦しみます(笑)

さまざまな情報から、広くは社会や業界の動向にはじまり、生活者の価値観やライフスタイルにおける変化の兆しを捉え、その本質的な理解に努めます。その考え方(認識)を軸に、成果の最適・最大化を図るアイデアや取り組みを立案し、実践につなげています。

JLDSのマーケティングプランナーが行う”考える”フローは以下の通りです。

  1. 観察・情報収集                         様々な業界、顧客、競合、新しい技術、トレンドなど状況や変化に着目。 個々の興味テーマはありますが、特定の業界や分野に固執せず、好奇心を広げ、 SNSやネット情報はもちろんのこと、偶然遭遇した出来事や街中に溢れ目にするもの、日常の会話など、至る所から情報は飛び込んできます。                                                                                                                         

  2. 問題発見(仮説構築)から課題設定と解決策を策定
    観察や収集で得た情報を編集的に読み込み、構造的に解釈し、今、何が起こっているのか、今後どうなるのか、問題は何なのか、考え方を形成する認識(仮説)を常にアップデート。                                                                                  

  3. クライアントへの認識共有(意志決定)
    仮説として導き出された考え方「課題や明確な目的設定」と「課題解決に向けた着眼とアイデア」を策定。クライアントと共有し議論します。その考え方への賛同・承認から実施計画を立案。                                                   

  4. 計画に基づく実施と効果検証                    実行後のフィードバック(観察・データ分析)で、実施における効果や当初の仮説を検証し、必要な上記の段階へ戻り、次につなげます。

上記1から4までのサイクルを一貫し、自分たちが(主体)軸となって行うことが、我が社のスタンスであり、結果、生活者(顧客)理解への解像度を上げ、マーケティング精度を高めることにつながっていると思います。           戦略(考え方)とその具現化(実行)を一貫し、統合的に展開していく「視座」と「視点」を持って臨んでいます。

人口減少、超成熟市場、情報過多などこれからの社会においては、新規顧客の獲得が困難で、且つ高コスト化していくといわれています。顧客嗜好の多様化(個人化)とそれに応えるかのようにインターネットやテクノロジー化の進展もさらに加速。「お金」「時間」と「意識(熱意)」を注ぎ、誰もが自分らしく暮らしを豊かに人生を全うすることができる時代となりました。 

そうした文脈においてマーケティングは、より個客と向き合い、つながり、ニーズや刻々と変化していく課題解決に応えていくことが求められます。良好で継続的な関係性の構築を図ることが重要となります。我々が行なっているマーケティングも顧客理解への解像度を高め、LTV(顧客生涯価値)を高めていく活動としてとても理にかなっていると思います。

今日もいつものカフェ時間で思考を巡らせ、この記事を書き投稿します。

文:横山 健二
Japan Life Design Systems
Life Design Creative Strategy

Marketing planner


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