確かに恋するバルセロナ旅行記2日目PMサクラダファミリア編
知人と別れた後、カタルーニャ広場から地下鉄に乗り、サクラダファミリアへと向かった。
地下鉄の駅はあまり綺麗ではなく、スリも多いと聞いていたが、前日のラランブラ通りほどではない。
ただ、バルセロナを巡っている最中に、道に迷っているのか、紙の地図やガイドブックを皆で眺めていて手荷物がおざなりになっている日本人観光客はたくさん見かけた。
実際怪しい人が側をうろついてる(おそらく物色してた?)日本人のグループに声をかけたこともあったので、本当に注意が必要。
地下鉄の駅を降りると、サクラダファミリアのマークと矢印が書いてある方に進み、階段を登れば目の前だ。
サクラダファミリアはグエル公園同様に入場できる人数に制限があるようで、15分刻みに入場が開始される。
事前にオンラインでオーディオガイドと受難の塔見学付きチケットを予約していた。
サイトは英語とスペイン語とカタルーニャ語しかないが、ネットで買い方を詳しく説明してくれているサイトがたくさんあるので、クレジットカードさえあれば誰でも買えると思う。
見学開始時間には少し早かったので、まずは周りを一周。
建物の東側にあたる彫刻群が豊かな生誕のファサードから始まり、カセドラルの中央(祭壇の奥)の栄光のファサードは雰囲気が変わって荘厳な作り。西側の受難のファサードは文字と直線から成り立ち、現代彫刻風。
石の彫刻なのに柔らかさやみずみずしさを感じる。
いろんな詳しい説明は他のブログ等でも紹介されているので、ここでは省略する。
時間になったので、東側のエントランスでチケットを見せ、セキュリティチェックを受け、内部に入った。
まず、一番右側の扉から入り、オーディオガイドを受け取る。チケットを見せ、言語を聞かれ、簡単な使い方の説明を受ける。
オーディオガイドを受け取る場所の天井もかなり彫刻が細かく、白が際立つので、個人的にはもっと色んな人の目に触れてほしい。
オーディオガイドに従って、あとはどんどん歩いていくだけだ。
今回、人が多くても午後に訪問したかったのは、西日によって受難側(西側)の暖色ステンドグラスが一層鮮やかになるのを見たかったため。
建物内部の全てのものに理由がある、建物内の数字が比例関係でできている、オーディオガイドはパワーワードの連続。
教会というよりは、深い森にいるように気持ちになる。天井から降ってくる光が柔らかく、心地が良かった。
クリスチャンではないが、クワイエットエリア(瞑想のための写真や会話が感じられている場所)で少し色んなことを考え、バシリカを後にする。
バシリカ横の準備室にあった展示や、ドア上部の壁に書かれている、ピカソのデッサン風のシンプルな線壁画も良かった。
そこから、受難の塔へ登るエレベーターの列へ並んだ。
小さなバッグだったので、横のロッカーに荷物を預けるようには言われなかった。あいにく受難のファサードは上部が修復中で2/3しか見られなかったが、建設中の塔の状況を橋から確認できた。
受難の塔は生誕の塔と比べると石造りで華やかな彫刻はないが、螺旋階段を延々と降りることができる。
人が一人通るのがやっとな、昼でも薄暗い階段を下りながら、ファサードや向かいの壁の彫刻を見ることができる。
不思議な曲線と独特の柔らかさを感じていたが、受難のファサードは骨がモチーフと聞くと納得できる。
最後の螺旋階段は特に階段の径が小さいので、足元が滑りやすい。
下まで降り切って、バシリカの内部に戻ってきたらおしまい。
そのあと、受難のファサードを見て、地下のミュージアムに行く。
説明書きが英語しかないが、サクラダファミリアの歴史やガウディの独特な建築方法について、今の建築の進め方や、彫刻の3Dプリントサンプルなどが置いてあり、興味深い。
入り口側のお土産もの屋さんから出て、終了。
一人でサクサク回ったこともあり、2時間程度で全部一周できた。
地下鉄でホステルに戻り、チェックインをして少し昼寝をした。
まさしくスペインのシエスタっぽいが、今やあまりシエスタをする人はいないらしい。
その日の夜のバルでは色んなことが起こったので、おまけ編として別にして、明日書きます。
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