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予想通りだけど、これは酷いよな

どうも、じぇいかわさきです。
まあ自分も社会人ですから、情報収集を兼ねて毎朝ネットニュースを見るわけです。
その中で、ヤッパリなって思っていた記事が有ったのですが、読んでいくとコレは酷いって思った事について、今日は書いて行きます。

気になった記事は以下の記事なんです。

働き方改革により、企業は一気に残業時間制限を始め、定時間以降の業務を認めないという残業規制。そのためにに自宅に業務を持って返ったり、早朝に早出残業がつかない程度に出社して対処するなど、人により様々な対応方法を取っているのが実態。

そして、その分当然ながら給料は下がり生活は苦しくなってきている。歪んだ社会構造で続けてきた歪の余波が、こういうところででているのでしょうね。この対応で一番被害を被っているのは、俗に言われる中間管理職。管理職になれば、基本会社側の人間になるため固定給に変更され、いくら残業をやっても関係ないと会社にとっては非常に都合の良い存在。

そして更なる追い打ちとして、この4月から同一労働同一賃金が実施される。これも以前から賛否両論があったが、この法を施行することにより、更に会社に都合が良いような方向になるのだ。

兎に角、一番被害を被るのは会社にいる正規社員なんだろうね。

この同一労働同一賃金対策における会社側の秘策は、非正規社員の給料を上げるのではなく、正規社員の給料を下げ総額で収支を改善させる方法なのだ。

非正規社員の給料を正規社員なみに上げてしまえば、トータルの費用は増加でしかない。しかし、正規社員と非正規社員のバランスを取り、同一労働同一賃金に見せかけるためには

(正規社員賃金ー非正規社員賃金)÷ 2

で出た金額を、正社員からは引き、非正規社員に対しては加算することでバランスを取れば、会社側としては費用悪化は回避できることになる。

そしてここからが更に超ウルトラの秘策で、先にバランスを取ったにもかかわらず、更に正規、非正規の両方ともに一定量の金額をカットし、カット分をストックして賞与に充てると言うのが、先のニュースの内容なのだ。

結局の所、会社としては全く痛手を被ることなく、遵法することになり経営陣のみニコニコ顔になるのだ。

当然だよね、費用は変わらずで法律は遵守できるなんて、こんな良いことは無い。政府から見たら非常に良い企業に映るわけだ。

しかし実態は、正規社員は残業規制による賃金低下に加えて、賞与用の積立で給料は更に下がる事になり、なんのメリットも無いことになる。当然だよね、賃金を下げられても仕事量は変わらずなんだからさ。

この法により、日本人の低所得化が更に加速されるということになるんだね。

更に厄介なことは、労働人口の低下に伴い外国人労働者が増えてくるということ。しかも、この法令により外国人労働者に対しても従来のような対応はできなくなるので、より一層のしわ寄せが正規社員に対して重く伸し掛かってくる。一体全体、何が楽しくて行きていくのだろう?そんな感じになってしまうよね。

これは、ズブズブのぬるま湯に使っていた大企業のほうがダメージ的には大きいんじゃないかな。有能な人材がずんずん抜けていき、ベンチャー企業みたいな給料そこそこでも夢中になれる仕事を求めだしてきているのだから。

結局、日本という国は年功序列で這い上がったジジイ連中が既得権を行使して、自分の私益しか考えないようになってしまったため、社会に貢献する前に社会を破壊する会社に成り下がってしまった用な感じがする。

こういう記事を読んでいると、中途半端な先進国になったことが、かえって足かせになって言うようにも思えますね。

モウ娘のLoveマシーンにあった、日本の未来は、世界も羨む・・・という訳にはいかないようだ。

じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。