高校生が学ぶ金融教育はどんなもの?
こんばんは。高校2年生のあんちゃんです。
今回は、高校生が家庭基礎でお金についてどのようなことが学べるのか、高校生の私が感じたこと、などを書いていきたいと思います!
2022年4月、学習指導要領改訂によって、高校の授業で金融教育が必修化されました。金融教育が盛り込まれている科目は「公共」と「家庭基礎」または「家庭総合」です。当時は「高校生に投資教育が始まった」と話題になりました。
私もお金の教育にはとても興味があったので、とても楽しみでした。
ここで私の家庭基礎の教科書(家基704 Survive!! 高等学校家庭基礎)の一部をご紹介したいと思います。
これを見て私は落胆しました、、、
まず、全216ページあるこの教科書でお金について学べるのはたったの24ページ。9分の1しかないのです!!!
また、24ページ(上の写真)の図22を見ると、いろいろな金融商品について書いてあるのですが、株式や投資について書いてあるのがこれだけしかないのです。
現在の日本は少子高齢化社会で今の私たちは年金がもらえなくなるかもしれないと言われています。そんな中でお金を貯めるだけでなく、運用していくことも大事だと考えます。実際に政府はNISA(少額投資非課税制度)を活用していくことを推奨しています。
金融についての色々な単語を覚えるのも大切ですが、今の時代にあったお金の使い方なども教えていくべきだと思います。
また、考えてみてください。
1年半前から本格的に始まった金融教育。今の先生たちは上手により詳しく教えることができると思いますか?
このグラフを見てください。
これは金融経済分野で教員が苦手意識を持っている分野についての調査です。
このグラフを見ると、私たちの憧れである先生たちでさえも金融分野に苦手意識を持っている人が多くいることが分かります。特に、資産形成や運用については30%以上ととても高い水準となっています。
先生たちが苦手意識を持っているものを私たちが楽しく学び、自分の将来に繋げていきたいとは考えにくいなと感じました。
⭐️今回のまとめ
時代に乗ろうと金融教育を始めたのはとてもいいことだと思います。ですがこの教科書を見てわかる通り、とても中途半端だなと感じました。
金融教育を推し進めるなら、もっと詳しく、お金について考えるのが楽しいと感じるような教育を目指していくべきです。
また、教える側の教員も「苦手」と感じてやるのではなく、「楽しい」や「子供たちに教えたい」と前向きな姿勢になれるような考えであるべきだと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!