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うまくいかない結婚・恋人・友達関係作りの理由#育ちの格差

【100年の恋も冷める、この人は無理…など、関係性には時としてシャッターが降りる瞬間がある】

人材開発・組織開発に携わって20年以上、様々な企業、様々な個人の人材育成や「企業は人なり」の最前線で感じた経験から、私たちにとって身近な結婚や恋人、友達関係作りなど、他者との出会いにまつわるコミュニケーションの本質、「育ち」という格差について知っておきたいことを綴って参ります。

育ちの格差:セレンディピティ【Serendipity】

"ふとした偶然を生かして幸運をつかみ取る能力”
最近よく目にするようになったセレンディピティ。

ここで格差が生じるのは「マインド」です。
日常の中で新聞を読むだけでも、意識してアクセスしようとするマインドがあれば、大きな幸運をつかむきっかけが潜んでいると言えます。
自分にとって必要なニュースをつかみ取り、幸運のライフサイクルを作っていけるか…

これは習慣の格差とも言うことができます。
自分の「マインド」を気にかけ、アプローチし、育てるというサイクルがあってこそのセレンディピティです。
この価値を理解しているか、実体験として持っているか、ということも格差です。

育ちの格差:洗練さ 【Sophisticate】

表情
話し方
話題
全体印象…
これらは本当に恐ろしいほど一瞬で露呈してしまう格差です。隠すことができない格差だと言えます。
特に、間の取り方や落ち着いた話し方には「育ち」が出ることが多いです。
また、対話の際に、アイコンタクトがない人は、礼儀がないという印象を与えます。
TPOをわきまえる、という言葉はよく使われますが、
TPOを理解することや、そのための想像力も問われています。
ここでは人と人との関係性に格差が生じます。

育ちの格差:感性【Sensibility】

”知的・情緒面の感度とされる感性”

「感性」は私が代表を務めるJK22コンサルティングの肝です。
人間の能力=「感性」×「経験」
経験こそが私たちを成長させます。

JK22の感性とは:
・思考力や状況を分析していく力
多くの仕事術や、ビジネス上のセオリーの中から、局面によって最も有効なものを選びだし、実行に移すことができる能力。

つもり、経験から最適な解を出して事に当たることができる、ということ。

「引き出し」という言葉がよく使われますね。
たくさんの引き出しを持っていると、うまく対処できる…
経験から得た学びが広く深い程、対処できることも増えます。
同時に、自分とは立場の違う人の気持ちを察することができたり、
相手の立場に立った見方ができたり、自分を俯瞰してみることができたりします。

これらは、決めつけや自分の価値観でしか言動が生まれない人がもたらす結果に格差が生まれます。

また、この感じる心によって、より豊かな感情を増やしたり、他者と共有したりできることは、自分にとっての糧となり増殖していき、幸福感につながります。

これらの結果には常に格差が生じています。

本日は3つの「S」について綴って参りました。
「育ち」は良い・悪い、と使われることが多いですね。
しかし、ここでは、育ちの違いが、人間関係やコミュニケーション、さらには幸福度に格差が生まれているという実態をお伝えしています。



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