読書感想文　北のダンナと西のヨメ

この本（漫画）はKindle unlimitedのお勧めとして出てきて、『面白そうだ』と一気に読んでしまった（漫画なんだけど（笑））ものです。文化の違いについての本は結構好きなので楽しめました。私自身も国際結婚で『文化の違い』を感じる事があるけれど、このお二人の『育った環境の違い』もとても興味深いです。

お二人とも漫画家で旦那様は北海道は釧路、奥様は兵庫県神戸市の出身。北の旦那と西の嫁の『え？なにそれ？』『どういうこと？』『今なんて言ったの？』とお互い相手の文化や習慣に驚きながらも段々と相手の故郷を好きになっていく過程が描かれています。
ネタとしては

・関西ではあっという間に他県に電車で移動出来るのに感動する北の旦那
・実家から送られてきたイクラを“ご飯にふりかけの感覚”でガンガン食べる北の旦那
・旦那にとって札幌は『暖かい。だって冬でも−5度くらいなんだよ』
・北海道は広いので知り合った人に『僕も北海道なんですよ。〇〇町です』と言われても分からなかったりする北の旦那
・『折角釧路まで来たのに回転寿司？』と文句を言うがあまりのレベルの高さに感動する西の嫁
・大阪梅田で迷子になる北の旦那
・『北海道出身ならスキーは上手なの？』とよく言われ、（釧路は）雪が少ないのでほとんど滑れないと言えない北の旦那
・バスの中がやたら賑やかな関西
・嫁の母親に初めて会った時、旦那が驚いた彼女の服装

私（九州）にとっては両方とも憧れの地でもありますが、文化の違いがよく描かれていてとても勉強になりました。北海道と関西の方には特にお勧めかもしれません。